食物繊維で便秘解消

食物繊維は便秘の強い味方!起こり得る便秘を想定して予防しましょう

便秘には食生活が大きく影響しているのはいうまでもありませんが、便秘予防に効果的な栄養素として、食物繊維が挙げられます。一日に20g~30g必要といわれるこの食物繊維は、昔から日本人の食生活において十分に補えるものでした。しかし、最近の欧米化の影響を受けた食生活では、肉や脂が中心となり、食物繊維が極端に不足してしまっているのです。

食物繊維には便量を増やしたり、便を軟らかくする働きがあるため、便秘予防には欠かせません。積極的に食生活に取り入れることを心掛けましょう。この食物繊維にも2種類があり、それぞれに違う働きがあります。

まずひとつは「不溶性食物繊維」です。水に溶けないで、腸にそのままの状態で届きます。腸内細菌の死殻などの老廃物を取り込んで、便量を増やしてくれるため、蠕動運動が活発にしてくれます。また、発癌物質などの有害物質を排出してくれる働きもあります。この水溶性食物繊維は、主に野菜・穀類・イモ類・豆類に多く含まれます。

もうひとつは「水溶性食物繊維」です。水を含んで粘性のグル状となり、食べ物の吸収・移動を緩やかにし、便を軟らかくしてくれます。そして少ない刺激で蠕動運動を促してくれるのです。また、腸内のコレステロールを包み込んで排出してくれる働きもあります。この水溶性食物繊維は、主に海藻・こんにゃく・果物・オクラなどのネバネバの食品に多く含まれます。

この二つのタイプによって、予防してくれる便秘も種類が違ってきます。腸の働きの低下が原因で起こる弛緩性便秘には、便量を増やして腸の働きを活発にする不溶性食物繊維が効果的ですし、ストレスなどが原因で起こる痙攣性便秘には、腸への刺激が少ない水溶性食物繊維が適しています。

まずは自分の生活環境を考え、起こりやすい便秘を予測しながら、自分に合った食物繊維を豊富に食生活に取り入れましょう。便秘予防だけでなく、生活習慣病全般の予防にも効果があるでしょう。