便秘

水分不足になりがちな子どもには、大人より十分な水分補給を

最近は大人ばかりでなく、こどもの便秘も増えています。食生活の偏りにも問題はありますが、やはり大きな要因は水分不足だといえるでしょう。特に子供は野菜嫌いな場合が多く、どうしても大人より水分不足になりがちなのです。しかも、新陳代謝が活発な子供にとっては、大人以上の水分が必要となります。子どもが便秘になるのももっともですね。

水分は腸の蠕動運動を活発にし、便を柔らかくして排出し易くしてくれます。特に、胃が空っぽのときに冷たい水を飲むと、胃が刺激され、さらに腸の蠕動運動を活発にしてくれるので、朝の水分はより大切だといえるでしょう。夜寝ている間に消耗した水分をたっぷり摂り、キチンと朝食を食べることで、毎朝の排便リズムを作りましょう。

学校などでの集団生活では、なかなか自由に水分を摂れません。ですから、朝や帰宅後には十分な水分を与えるよう、気を付けてあげてください。とはいえ、子供はなかなか水そのものを好んで飲んでくれません。そんな時は麦茶などのお茶や、果汁、野菜ジュースなどでも良いでしょう。果汁や野菜ジュースには食物繊維も入っていますし、さらにオレンジジュースなどは腸内環境を良好にしてくれる果糖が豊富なので、便秘にはより効果的なのです。

また、食事にもスープや味噌汁などの汁物をプラスすることで、水分は補えます。お母さんの気遣いと工夫で、こどもの水分不足を解消しましょう。子どもは自分が便秘だとはわからないものです。ひどくなってお腹が痛くなるまで放っておくことになりがちです。うんちは出ていても、おしっこの回数が少なくなったり、コロコロの硬いうんちであれば、水分不足による便秘が考えられます。

特に運動の前後や、暑い夏などは、まめに水分を摂れるように持ち歩いたり、野菜中心の栄養バランスの取れた食事を心掛けるなど、十分な水分を与えましょう。出来れば子どもには、便秘で苦しくて痛い思いをさせたくはないですね。

便秘予防には適度な運動で筋力アップとストレス軽減の一石二鳥を!

便秘を予防するには、「規則正しい生活」と「バランスの取れた食事」の他に、もうひとつ大切な生活習慣として、「適度な運動」が挙げられます。便秘予防のための運動とは、主に腹筋を鍛えることと、血行を良くすることが目的になります。もちろん、生活習慣病全般にも効果があるのはもちろんのことです。

腹筋は、排便をする際にとても大切です。腹圧によって便を排出するため、腹筋が弱いとなかなか排便が出来ず、弛緩性便秘になってしまうのです。ですから、腹筋を鍛えることで便秘の予防が出来るでしょう。腹筋だけを鍛えるのであれば、腹筋体操が一番効果的です。しかし、腹筋だけでなく、全身の筋肉を鍛えることも大切であり、それにはウォーキングや水泳などが最適でしょう。

ウォーキングや水泳などは有酸素運動であり、自律神経のバランスを副交感神経が優位な状態にしてくれます。そして、腸の働きが良くなり、便意を感じるのはこの副交感神経が活発な時です。まさに便秘予防に最適な運動といえますね。有酸素運動には2重の効果があるというわけです。

さらに、運動が便秘予防に役立つ理由として、血行を良くするということも重要です。もちろん、そうした目的からも有酸素運動などはもってこいといえるでしょう。いつでも気軽に出来ますし、毎日の習慣にすることで、筋力アップや健康に良いだけでなく、便秘の要因でもあるストレスの軽減にも役立ちます。便秘のみならず、生活習慣病全般の予防に最適なのです。食生活などの生活習慣の改善と共に、是非無理なく毎日の運動を取り入れて、便秘にならない身体を作りましょう。

ジャンクフードは食べたくてもちょっと我慢?便秘になる前に控えよう

現代の食生活に欠かせない物として、ファーストフードやインスタント食品といった、いわゆるジャンクフードがあります。大人から子供まで大変人気がありますが、健康に良くないというのは良く知られているところですね。

ジャンクフードというのは、そのほとんどが肉・脂分・糖分が多量に使って作られている加工食品であり、いわば工業製品です。カロリーだけが大変高くて、栄養はほとんどありません。さらに、添加物が大量に使用されているため、あらゆる生活習慣病の引き金にもなっているのです。

ジャンクフードの主役である肉や脂は、消化されにくいため、腸内に長く溜まってしまうため、便秘を引き起こします。腸の長い日本人には、体質的に合わない物ともいえます。しかも、動物性タンパク質は悪玉菌の大好物です。食べ過ぎると悪玉菌が増え、腸内環境が悪化し、さらに便秘に拍車をかけてしまうのです。

さらに、ジャンクフードでは食物繊維・ミネラル・ビタミンなどが著しく欠乏しているため、腸の蠕動運動の働きを低下させます。また、大腸の満腹中枢が過食命令を出しやすくなり、食べ過ぎてしまう結果、腸に溜まりやすくなり、そういった点からも便秘を引き起こす要因になっているといえるでしょう。

そもそもジャンクフードとは、くずみたいな食べ物という意味です。素材も調理法もまさに低品質で、身体に悪いのは一目瞭然です。便秘に悪いというだけでなく、身体への悪影響は大きく、様々な生活習慣病を引き起こす食べ物なのです。

安くて手軽で美味しいですし、たまに無性に食べたくなるものですが、出来るだけ控えるよう心掛けましょう。同じく手軽でも、たまごや納豆などをおかずにご飯を食べるなど、素材そのものを食べる方が、身体にはずっと良いです。パンにしても、野菜やハム、チーズなどを挟むだけでも簡単に美味しくいただけますね。

そして出来れば、ジャンクフードとは対極の、カロリー控えめで栄養豊富な和食をおすすめします。野菜中心で食物繊維が豊富な食生活を基本とし、たまに好きな物を食べるようにするところから始めてみましょう。

下痢にも便秘にも効くりんご故、良いとも悪いとも言われるのです

野菜や果物は便秘の予防・解消に良い食べ物として代表されるものですね。それは、食物繊維とビタミンCが豊富に含まれているからです。食物繊維は便の量を増やしたり、便を柔らかくすることで、腸の動きを活発化し、便意を促します。これは皆さんにもよく知られていることですね。

そして、あまり知られてはいませんが、ビタミンCは、乳酸菌のエサになるという働きがあるのです。善玉菌である乳酸菌が増えれば、腸内環境が良好になり、便秘も解消されます。ですから、野菜や果物には便秘解消に働くダブルの効果があるといえるでしょう。

そして、そのどちらの成分も豊富に含んでいる果物のひとつとして知られるのがりんごです。特に、リンゴに含まれるリンゴ酸が腸を刺激することからも、便秘解消に効果があります。しかし、時にリンゴは、便秘に悪い食べ物に挙げられることもあるのです。もちろんその人の体質や便秘の種類にもよりますが、確かにリンゴには、便秘を促進するような効果が無きにしも非ずなのです。

それというのも、リンゴに含まれるペクチンという水溶性食物繊維には、整腸作用があるため、便秘だけでなく、下痢にも効果があるからです。便を固める効果があるペクチンは、下痢の場合は効果がありますが、便秘の場合は逆効果ですね。ですから、下痢と便秘を交互に起こす過敏性の方などには、避けた方が良い場合もあるわけです。

しかし、ほとんどの便秘や下痢には効果的であり、さらにペクチンには、余分なコレステロールや有害物質も便と一緒に排出してくれる働きや、胃酸のバランスを整え、消化を促進してくれる働きもある優れた食物繊維です。また、リンゴにはポリフェノールも多く含まれていますから、美容と健康にはもってこいの食べ物といえますね。

一般的に、便秘の時は生で、下痢の時には加熱して食べるのが良いとされていますから、便秘解消には生で、さらにペクチンを豊富に含む皮ごと食べるのが理想です。もちろん糖分もありますし、食べ過ぎは逆効果を引き起こす場合がありますが、毎日適量のリンゴは、昔から言われるように医者いらずの食べ物だといえそうです。

ビタミンCだけじゃなく食物繊維もたっぷりな果物で便秘解消を

果物と言えば、ビタミンCが豊富で美容に良いというのは、よく知られているところですよね。しかしこの果物は、お肌に良いばかりでなく、便秘にも高い効果を発揮してくれるのです。それは、果物にはビタミンCだけでなく、食物繊維も豊富に含んでいるから。しかも水溶性食物繊維を不溶性食物繊維を両方含んでいる果物も多く、便秘に効く食べ物の中でも群を抜いて効果が高いといえます。

まず、果物の多くには、ペクチンという水溶性食物繊維が含まれていますが、この水溶性食物繊維は便をやわらかくして、さらに善玉菌のエサになって、腸内環境を整えてくれます。これが果物の大きな便秘解消効果の秘密です。またこのペクチンには、コレステロールを下げる効果もあるのが嬉しいところです。

そしてビタミンCですが、有名な抗酸化作用だけでなく、あまり知られてはいませんが、腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きもあるのです。ですから、この食物繊維プラスビタミンCの力の相乗効果によって、果物は便秘にとても効果的なのです。

また、腸を活発にするミネラルであるカリウムも、多くの果物に含まれていますし、その他、リンゴ酸やクエン酸は腸を刺激してくれるので、酸味の強い果物ほど、効果があります。

もちろん、果物もそれぞれに特徴があり、キウイはカリウムの他、ビタミンEも含んでいますし、リンゴはビフィズス菌を増やしてくれる効果と消化促進効果が大きいです。ミカンは食物繊維が皮やスジに豊富なので、袋ごと食べると良いですね。アボカドにもビタミン、ミネラル等が豊富に含まれていることで有名です。

また、バナナに至っては、カリウムの他、新陳代謝を活発にするマグネシウムや、ビフィズス菌のエサとなるクラフトオリゴ糖、同様に善玉菌のエサとなる難消化性デンプンを含んでおり、かなりな万能選手だといえましょう。もちろんこれらの果物には、どれも食物繊維が豊富に含まれています。

ただ、冷えの強い方にとっては、特に柑橘系などは、摂り過ぎると身体を冷やしてしまうこともあります。そういう方には、りんご、ブドウ、プルーンなど、寒い所で採れる果物が身体を冷やさないのでおすすめです。また、糖分の摂り過ぎにならないように気を付けながら、毎日美味しく摂りましょう。便秘解消だけでなく、美しさのアップも期待出来るでしょう。

便秘は漢方の力で体質から治そう!最大ブランドツムラなら安心です

便秘は食生活などの生活改善によって解消・予防するのが一番ですが、そうはいっても、なかなかうまくいかないことが多いものです。それゆえ、サプリメントや便秘薬の需要も多いのでしょう。しかし、サプリメントではなかなか上手く解消されなかったり、かといって便秘薬では強すぎて負担になったりと、便秘の解消・予防には頭を悩ましている方も少なくありません。そこで効果を発揮するのが漢方薬です。

漢方というのは、中国から伝来し、日本でも独自の発展を遂げた、長い歴史を持つ伝統医学です。病気を身体全体の不調和ととらえ、正しく整えるという概念の元、人間が本来持つ自然治癒力を高めることを目的としています。ですから、漢方薬の原料も、身体に優しい天然の草根木皮を使用し、体質と病状にあったものを処方します。便秘薬などの薬とは違い、症状を抑えることだけが目的ではなく、体質を改善して、病気そのものの治癒を目的とするのです。

この漢方薬のメーカーとして、日本で圧倒的なシェアを持つのがツムラであり、ほとんどの漢方医によって処方されています。市販薬もかなりありますから、皆さんも名前を聞くことが多いのではないでしょうか。その種類も大変多く、どんな病状にも対応している最大漢方メーカーといっても良いでしょう。そんなツムラの便秘薬の中では、市販されている「漢方便秘薬」が一番の人気です。通販などでも手に入るため、手軽に始められるのも魅力ですね。

このツムラ「漢方便秘薬」の成分は、慢性の便秘、もしくは中度の便秘に効果的な「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」です。もちろん漢方というのは数多く種類があるので、便秘に効果のある漢方薬は、この大黄甘草湯の他にもたくさんあります。よく使用されるものには、残便感・腹部膨満感などの症状のある軽度の便秘の場合には、「桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)」があります。また、便が硬くなってなかなか出ないなどの重度の便秘の場合には、「大柴胡湯(だいさいことう)」、「乙字湯(おつじとう)」などがあります。

どれも漢方薬の概念通り、体質に合ったものを選ぶのが一番であり、出来れば専門の漢方医に処方してもらうのが安心でしょう。軽いとはいえ、漢方薬にも副作用が出る場合があります。症状だけを見て、体質に合わないものを選ばないよう気を付けねばなりません。自分に合った漢方を利用し、便秘を体質から改善していくのはいかがでしょうか。

偏食は無理せず改善!?まずは食事を楽しくしましょう

子どもの便秘の要因として最も大きいのが食生活です。これは大人と同じで、食物繊維乳酸菌を十分に摂り、栄養バランスの良い食事によって便秘は予防・解消することが出来るのです。便秘は生活習慣病ですから、食生活の影響が大きいのです。

しかし、子どもは野菜嫌いの場合が多く、偏食になりがちです。それに加え、子どもたちは、インスタント食品やファーストフード、甘いお菓子といったものが大好きです。今はそうしたものが溢れていて、避けることはなかなか難しいものです。忙しいお母さんがつい与えてしまうのも無理はありません。

こうした野菜不足で、肉と脂中心の食事が続けば、カロリーばかりで食物繊維が不足し、便秘になるのは当たり前です。便秘ばかりか、身体のあちこちに悪影響が出ます。子どもに生活習慣病が増加しているのも、こういった偏食によるところが大きいでしょう。

こうした偏食による便秘を避けるには、まず出来るだけ加工食品から手作りの食事に変えることです。全てを頑張って作らなくても、加工食品の割合を減らすことから始めましょう。また、子どもの野菜嫌いもあまり神経質にならないようにしてください。嫌いな物を、無理に食べるのは大変なストレスになりますし、何より食事が楽しくなくなってしまいます。

嫌いな野菜を無理に食べさせるよりは、代わりに果物を与えたり、ヨーグルトやオリゴ糖などを利用するのはいかがでしょう。果物には野菜同様、食物繊維が豊富ですし、ヨーグルトやオリゴ糖は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。野菜以外にも便秘に良い食品はたくさんあるということですね。

また、野菜でも、子どもの好きなイモ類や豆類を多く取り入れたり、ケーキやクッキーに入れたりと、おやつにしてしまうのも良い方法です。調理法を工夫することによって、見た目や食べやすさは各段に違います。嫌いな野菜も知らずに食べてしまうことはよくあるものです。

偏食を治そうと神経質になるよりは、まずは毎日の食事を美味しく楽しく食べられるようにすることが、偏食による便秘の予防・解消には何より大切なのです。

毎回憂鬱な生理前の便秘は、こうして改善しよう!

女性が生理前に便秘になるのはよくあることですね。それは何故かというと、女性ホルモンが関係しています。生理前や妊娠中に出る黄体ホルモンは、妊娠時に子宮の収縮を抑える働きがあり、その影響で、消化器官全般の抑制もしてしまうのです。すると腸の蠕動運動をよくせいしてしまい、便秘を引き起こすのです。

また、排卵時に備えて、水分を体内に溜めこもうとする働きから、腸内の水分を奪ってしまいます。すると、便の水分が奪われ硬くなってしまうため、排出しにくくなり、こうした面からも便秘となってしまうのです。

この黄体ホルモンは自律神経への影響が大きいため、便秘以外にも、頭痛・乳房の張り・イライラといった月経前症候群を引き起こします。代謝機能も乱れるため、糖の代謝機能も乱れ、糖の摂り過ぎからも便秘になりがちだといわれます。生理前に甘いものが食べたくなるのはこのためです。

こうした生理前の便秘を防ぐには、普段から栄養バランスの取れた食生活をすることが大切です。特に、腸の働きを活発にするには、食物繊維乳酸菌が欠かせません。生理前に限らず、普段から十分に食事に取り入れ、この時期の不快な便秘を予防しましょう。

そして、生理前には、水分が奪われてしまう分、普段よりたっぷり水分を摂ることが大切です。同時にカルシウムやマグネシウムも奪われがちなので、出来ればそういった成分を豊富に含んだ硬度の高いミネラルウォーターなどがおすすめです。もちろん水が飲みにくいのであれば、お茶や果汁といった、便秘に効果的なもので補給するのも良いでしょう。

毎月やってくるこの不快な時期には、ストレスもたまりやすいものです。そのストレスがさらに便秘の要因とならぬよう、少しでも快適に乗り切りましょう。そのためには、普段から健康的な生活習慣を心掛けることが大切なのです。

宿便の本当の正体、そして便秘との関係とは?

便秘と関連して、よく耳にするものに宿便があります。宿便と聞くと、病院や薬局のポスターで見るイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。腸の中に黒くこびりついた便の塊ですね。でも実は、これは間違いだという指摘が多いのです。

実際に腸の内側には、体内に養分を取り込むための組織があり、絨毛と呼ばれるデコボコ状になっているため、食べ物の残骸が溜まります。しかし、そうした残骸は、腸内細胞の死骸と共に腸壁からはがれて排出されます。なぜなら腸の粘膜は数日で新しい細胞に生まれ変わっているからです。しかも腸の内面は、蠕動運動によって常にヒダが動いていますから、いつまでも同じ場所に残骸が溜まっていることはありません。

つまり、便が腸にこびりつくといったことはなく、宿便というのは便秘のために腸に長く溜まっている便の事を言うのです。ですから宿便とは、一般的に滞留便といわれています。この滞留便である宿便が溜まると、腸内の流れを妨げるばかりでなく、腸の吸収力も低下させます。すると、排便が困難である状態、つまり便秘になるのです。宿便は便秘でなくても溜まりますが、溜まると便秘の要因となってしまうわけですね。

こうして宿便が長く腸内に溜まると、有毒物質が発生し、血液を通して全身に広がります。すると、肌荒れや頭痛などの全身症状として悪影響を及ぼし、様々な病気を引き起こすことにもなってしまいます。宿便が溜まらないよう心掛けることは、身体にとってとても大切なことだといえるでしょう。では、この宿便を溜めないためにはどうしたら良いかというと、便秘の予防・解消法、さらには生活習慣病全般の予防・解消法と同様です。

「栄養バランスの取れた食事」、「適度な運動」、「ストレスの軽減」の3つが最も重要です。加えて、善玉菌を増やして腸の働きを活発にする食物繊維や乳酸菌などを豊富に摂ること、規則正しい排便習慣が保てるよう時間にゆとりを持つことなどが大切となります。こうした生活習慣の改善によって、身体にとって邪魔者の宿便を排除し、美容と健康を保ちましょう。

一時的効果はあれど、やはりコーヒーは便秘に良くない?

コーヒーはとても人気のある飲み物で、毎日愛飲されている方も数多くいらっしゃることでしょう。コーヒーについては、健康上良いとされる面も悪いとされる面もありますが、それは便秘との関係においても同様です。

それというのも、まずコーヒーの成分としてよく知られるカフェインの影響が大きいのです。胃液の分泌を活発にし、胃の働きを活発にしてくれるこのカフェインは、食後に飲めば、消化を促進してくれる働きがありますが、逆に食前などの空腹時には、胃に負担を掛け過ぎることにもなります。特に、胃酸過多や胃炎などの場合には、胃壁が荒れて症状が悪化してしまいます。

つまり、カフェインは腸への刺激が大きいため、一時的に蠕動運動を活発にし、便秘を解消する効果がありますが、毎日習慣的に飲むことで、その刺激によって腸のリズムが崩れ、機能を低下させてしまいます。それが便秘の要因となってしまうわけですね。

また、コーヒーには利尿作用があることでもよく知られていますが、これが脱水状態を引き起こす場合もあります。また、水分を過剰に体外へ排出しようとする働きによって、足りなくなってしまった水分を大腸が便から吸収してしまいます。すると、便が硬くなって、結果便秘になってしまうのです。

もうひとつ、コーヒーにはタンニンという成分が含まれていますが、これは下痢止めにも使用されている成分であり、細胞や血管を収縮させて、便を出にくくするものです。腸内環境を悪化させる成分なので、これも便秘の要因となる一因でしょう。

もちろん、コーヒーにはリラックス効果もありますし、健康な人が食後に飲む分にはまるで問題はありません。一日に何杯も飲む方は注意が必要ですが、便秘に悪い面を出さぬ程度に、毎日の食後のコーヒーを楽しむようにしましょう。

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