便秘

ビタミンCだけじゃなく食物繊維もたっぷりな果物で便秘解消を

果物と言えば、ビタミンCが豊富で美容に良いというのは、よく知られているところですよね。しかしこの果物は、お肌に良いばかりでなく、便秘にも高い効果を発揮してくれるのです。それは、果物にはビタミンCだけでなく、食物繊維も豊富に含んでいるから。しかも水溶性食物繊維を不溶性食物繊維を両方含んでいる果物も多く、便秘に効く食べ物の中でも群を抜いて効果が高いといえます。

まず、果物の多くには、ペクチンという水溶性食物繊維が含まれていますが、この水溶性食物繊維は便をやわらかくして、さらに善玉菌のエサになって、腸内環境を整えてくれます。これが果物の大きな便秘解消効果の秘密です。またこのペクチンには、コレステロールを下げる効果もあるのが嬉しいところです。

そしてビタミンCですが、有名な抗酸化作用だけでなく、あまり知られてはいませんが、腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きもあるのです。ですから、この食物繊維プラスビタミンCの力の相乗効果によって、果物は便秘にとても効果的なのです。

また、腸を活発にするミネラルであるカリウムも、多くの果物に含まれていますし、その他、リンゴ酸やクエン酸は腸を刺激してくれるので、酸味の強い果物ほど、効果があります。

もちろん、果物もそれぞれに特徴があり、キウイはカリウムの他、ビタミンEも含んでいますし、リンゴはビフィズス菌を増やしてくれる効果と消化促進効果が大きいです。ミカンは食物繊維が皮やスジに豊富なので、袋ごと食べると良いですね。アボカドにもビタミン、ミネラル等が豊富に含まれていることで有名です。

また、バナナに至っては、カリウムの他、新陳代謝を活発にするマグネシウムや、ビフィズス菌のエサとなるクラフトオリゴ糖、同様に善玉菌のエサとなる難消化性デンプンを含んでおり、かなりな万能選手だといえましょう。もちろんこれらの果物には、どれも食物繊維が豊富に含まれています。

ただ、冷えの強い方にとっては、特に柑橘系などは、摂り過ぎると身体を冷やしてしまうこともあります。そういう方には、りんご、ブドウ、プルーンなど、寒い所で採れる果物が身体を冷やさないのでおすすめです。また、糖分の摂り過ぎにならないように気を付けながら、毎日美味しく摂りましょう。便秘解消だけでなく、美しさのアップも期待出来るでしょう。

便秘は漢方の力で体質から治そう!最大ブランドツムラなら安心です

便秘は食生活などの生活改善によって解消・予防するのが一番ですが、そうはいっても、なかなかうまくいかないことが多いものです。それゆえ、サプリメントや便秘薬の需要も多いのでしょう。しかし、サプリメントではなかなか上手く解消されなかったり、かといって便秘薬では強すぎて負担になったりと、便秘の解消・予防には頭を悩ましている方も少なくありません。そこで効果を発揮するのが漢方薬です。

漢方というのは、中国から伝来し、日本でも独自の発展を遂げた、長い歴史を持つ伝統医学です。病気を身体全体の不調和ととらえ、正しく整えるという概念の元、人間が本来持つ自然治癒力を高めることを目的としています。ですから、漢方薬の原料も、身体に優しい天然の草根木皮を使用し、体質と病状にあったものを処方します。便秘薬などの薬とは違い、症状を抑えることだけが目的ではなく、体質を改善して、病気そのものの治癒を目的とするのです。

この漢方薬のメーカーとして、日本で圧倒的なシェアを持つのがツムラであり、ほとんどの漢方医によって処方されています。市販薬もかなりありますから、皆さんも名前を聞くことが多いのではないでしょうか。その種類も大変多く、どんな病状にも対応している最大漢方メーカーといっても良いでしょう。そんなツムラの便秘薬の中では、市販されている「漢方便秘薬」が一番の人気です。通販などでも手に入るため、手軽に始められるのも魅力ですね。

このツムラ「漢方便秘薬」の成分は、慢性の便秘、もしくは中度の便秘に効果的な「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」です。もちろん漢方というのは数多く種類があるので、便秘に効果のある漢方薬は、この大黄甘草湯の他にもたくさんあります。よく使用されるものには、残便感・腹部膨満感などの症状のある軽度の便秘の場合には、「桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)」があります。また、便が硬くなってなかなか出ないなどの重度の便秘の場合には、「大柴胡湯(だいさいことう)」、「乙字湯(おつじとう)」などがあります。

どれも漢方薬の概念通り、体質に合ったものを選ぶのが一番であり、出来れば専門の漢方医に処方してもらうのが安心でしょう。軽いとはいえ、漢方薬にも副作用が出る場合があります。症状だけを見て、体質に合わないものを選ばないよう気を付けねばなりません。自分に合った漢方を利用し、便秘を体質から改善していくのはいかがでしょうか。

便秘予防には適度な運動で筋力アップとストレス軽減の一石二鳥を!

便秘を予防するには、「規則正しい生活」と「バランスの取れた食事」の他に、もうひとつ大切な生活習慣として、「適度な運動」が挙げられます。便秘予防のための運動とは、主に腹筋を鍛えることと、血行を良くすることが目的になります。もちろん、生活習慣病全般にも効果があるのはもちろんのことです。

腹筋は、排便をする際にとても大切です。腹圧によって便を排出するため、腹筋が弱いとなかなか排便が出来ず、弛緩性便秘になってしまうのです。ですから、腹筋を鍛えることで便秘の予防が出来るでしょう。腹筋だけを鍛えるのであれば、腹筋体操が一番効果的です。しかし、腹筋だけでなく、全身の筋肉を鍛えることも大切であり、それにはウォーキングや水泳などが最適でしょう。

ウォーキングや水泳などは有酸素運動であり、自律神経のバランスを副交感神経が優位な状態にしてくれます。そして、腸の働きが良くなり、便意を感じるのはこの副交感神経が活発な時です。まさに便秘予防に最適な運動といえますね。有酸素運動には2重の効果があるというわけです。

さらに、運動が便秘予防に役立つ理由として、血行を良くするということも重要です。もちろん、そうした目的からも有酸素運動などはもってこいといえるでしょう。いつでも気軽に出来ますし、毎日の習慣にすることで、筋力アップや健康に良いだけでなく、便秘の要因でもあるストレスの軽減にも役立ちます。便秘のみならず、生活習慣病全般の予防に最適なのです。食生活などの生活習慣の改善と共に、是非無理なく毎日の運動を取り入れて、便秘にならない身体を作りましょう。

便秘に効く食事メニューは何?簡単メニューで便秘解消のコツ

便秘の一番の原因として、欧米化による、肉や脂肪分中心の食生活があります。本来日本人は、野菜中心の理想的な食生活を送っていましたし、実際日本人の体質には、そうした食事が合っているのです。便秘に限らず、現代の生活習慣病のほとんどが、こうした脂肪分の多い食事によるものとされています。

では、便秘解消に効果的な食事メニューとはどんなものかというと、まずは食物繊維が豊富なメニューです。食物繊維を豊富に含む食材としては、海藻類・豆類・イモ類・穀類・キノコ類・野菜などがあります。その他には、ヨーグルトやオリゴ糖、また、不溶性食物繊維が豊富なオリーブオイルなどが挙げられます。つまり、こうした食材を組み合わせ、いかにたくさん摂れるかがポイントなのです。

例えば「主食のご飯を玄米や胚芽米にする」、「ハンバーグをおからハンバーグにする」、「野菜はたっぷり放り込んで汁ものにする」、「ひじきやキノコ、豆、イモはご飯と炊きこむ」など、いかに美味しく無理なく取り入れるかを楽しみながらメニューを考えてみましょう。野菜は煮たり炒めたりと、火を通した方がたくさん摂れますし、調理に使う油はオリーブオイルを代用するのも良いでしょう。また、おやつにはフルーツやヨーグルト、砂糖はオリゴ糖を代用するなどの工夫もおすすめです。

しかし、食物繊維だけを摂れば良いというわけではありません。同時に、整腸作用のある食材もプラスしてみましょう。整腸作用のある食材としては、有名なリンゴやにんにくの他、納豆やおくらなどのネバネバしたもの、また、キムチや漬物などの発行食品です。どれも料理の中に簡単に取り入れられ、活躍の頻度が高いものばかりですね。納豆・おくら・キムチなどは、全部一緒に混ぜて、ごはんにかけるだけで美味しく食べられるでしょう。気軽に簡単に、こうしたメニューを楽しんでください。

食材からもお分かりのように、理想的な便秘解消メニューは、やはり和食が中心といえるでしょう。主菜、副菜、ごはんをバランス良く食べることで、これらの食材の栄養もさらに活かされます。是非昔ながらの日本の食卓を参考にして、野菜中心の、食物繊維が豊富な食事を摂るよう心掛けましょう。便秘の解消だけでなく、生活習慣病全般に効果が期待されるでしょう。

朝の便秘体操で便秘とサヨナラ・・・無理せず毎日寝たまま体操

便秘を解消するには、生活習慣の改善が最も重要です。その大きな柱として、「バランスの取れた食生活」と「適度な運動」があります。この2つを同時に行ってこそ、両方の効果もアップするのです。特に、腸が活発に動き出し、便意を感じやすい朝に、軽い体操をし、しっかり朝食を摂ることで、毎朝の排便習慣を付けましょう。もちろんそれには時間に余裕を持って早起きする事も必要で、それが早寝早起きという生活習慣の改善にもつながります。

排便は腹圧によってなされます。腹筋が弱いと弛緩性便秘になるのです。ですから便秘に効く体操としては、腹筋を鍛えることが第一の目的です。それに加えて、便意を感じることを目的とします。さらに、運動をすることで、血行を良くし、自律神経の働きを良くすることからも、間接的に便秘解消に効果を発揮します。

では、具体的にどんな体操が便秘に効果があるかというと、まず朝目覚めた時に、寝たまま行えることが抜群の条件となります。うつ伏せに寝た状態で、手を顔の下に起き、膝を伸ばして交互にゆっくり上下させます。水泳のバタ足です。これを左右10回ほど繰り返しましょう。次に、同じ体勢のまま、今度は膝を曲げてかかとでお尻を叩きましょう。これも左右交互に各20回ほど行ってください。

次に、今度は仰向けになってください。両手を身体の脇に置いて、膝を伸ばしたまま足を少し持ちあげて5~10秒キープします。これを5回ほど繰り返して下さい。(この腹筋体操は、座った状態で、足を伸ばしたV字で行ってもOKです。)次は両手を横に広げ、膝を立てた状態で、床に付くまで左右に足を倒し15秒ほどキープします。つまり腰をひねる体操ですね。これを左右交互に20回ほど行いましょう。

これらの体操を一連で毎朝布団の中で行っても、ほんの数分で済みます。是非習慣付けていただければと思います。もちろんこの他にも便秘に効く体操はあります。仰向けの状態で手を頭の後ろで組み、上体を起こしてつま先を覗き込みます。首だけを動かさないよう気を付けながら、10回ほど繰り返します。また、正座をしたまま後ろに倒れた状態で、しばらくお腹を伸ばします。次に、今度は体育座りの状態で後ろに倒れ、両足を抱えてお腹を丸めます。両方の姿勢を1分位ずつキープすれば十分でしょう。

時間のある時など、こうした運動を自分に無理なく組み合わせて行えば良いのです。朝にこだわってプレッシャーに思う必要もないですし、無理な日はサボっても大丈夫。食生活の改善などと共に、リラックスしながら実践してみてください。

意外!・・骨盤の変形やズレが便秘の原因になっているのです

食生活などの生活習慣が原因とされる便秘ですが、実は意外なモノも原因に挙げられています。それは、骨盤の変形やズレです。骨盤というのは、腸骨・仙骨・坐骨・恥骨・鼻骨から成り立っていて、本来キレイなハート型をしています。股関節と繋がっていて、上半身と下半身を支える身体の支柱の役割を果たしています。ですから身体の中心に位置し、かなりな強度を保っているのです。

この強い骨も歪みを起こすことがあり、するとバランスを取るために負担が掛かり、変形やズレが生じるのです。身体にとって重要な支えである骨盤が変形やズレを起こすと、様々な弊害が出るのは明らかですね。その一つが便秘なのです。骨盤の変形は仙骨によって起こることが多いのですが、するともちろん全体にズレが生じます。便秘に一番影響があるのは腸骨です。

腸骨というのは、腸が乗っかっている骨なのです。土台が変形やズレを起こすことで、腸を支えられなくなります。腸に悪影響が起きるのは当然ですね。そのために便秘が起こるのです。また、骨盤の変形やズレによって、骨盤内の臓器の血管も圧迫されます。特に女性は骨盤内に子宮や卵巣があるため、この影響が大きいのです。この圧迫による血行障害は、便秘ばかりでなく、生理痛など婦人病の原因ともなりますし、もちろん全身にも弊害が生じてくるでしょう。

では何故、こうした骨盤の変形やズレが生じるのかというと、一番の原因は姿勢です。本来強い骨である骨盤が歪むのですから、長年の姿勢の悪さによって少しずつ生じるのです。ですから、姿勢を正すだけでも便秘対策になりますし、内臓に負担を掛けないことによって、全身の健康維持に繋がります。また、腹筋などの筋力の低下によっても骨盤の変形やズレは起きやすくなります。筋力を鍛えることで、骨盤の歪み防止、更には直腸性便秘にも効果があるでしょう。

では、変形やズレを起こしてしまっている場合は、姿勢を正し、筋力を鍛える他、毎日簡単な運動で改善できるので、やってみてください。まず仰向けに寝て、膝を軽く曲げ、立てます。立てた膝をそのまま床に就くまで左に倒し、30秒キープしてください。次に同様に右に倒して30秒。これを交互にやるだけです。数回で良いので、毎日リラックスしながら続けてください。真っすぐキレイな骨盤を取り戻し、不快な便秘を解消しましょう。

センナ・大黄でスッキリ解消!効き目抜群の漢方ならコレです!

便秘薬として有名な漢方薬に、センナ・大黄があります。皆さんも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。このセンナと大黄を併せた漢方便秘薬は一番メジャーなものだといえます。では、これらは一体どんなものなのでしょう。まずセンナというのは、マメ科のチンネべり・センナやアレキサンドリア・センナのことをいいます。ヨーロッパでは古くから使われていて、世界最古の医学文書にもその名が載っています。しかし、中国では近年になり、薬用とされました。元々西洋においては漢方薬ではなく民間薬として使用されていました。

果実や小葉の部分がこうした医薬品に使用され、茎の部分は健康食品として利用されています。茎の部分はあまり強い刺激が無いからです。つまり、漢方とされているとはいえ、センナは腸の環境を良くして蠕動運動を活発するのではなく、腸に刺激を与えて排便を促すものなのです。センナが腸に入ると、異物とみなされ、腸はこれを排出しようとします。そのために排便が促されるのです。腸にダメージを与えることになるため、長期の服用はあまり良くないとされています。

しかし、センナに含まれるセンノシドという成分は、腸の運動を活発にしてくれますし、また、茎の部分をお茶などで服用することにより、優しい効き目も期待出来ます。即効性のある便秘解消・予防法としては利用価値大の漢方でしょう。

次に大黄ですが、これはタデ科のダイオウやヤクヨウダイオウ、チョウセンダイオウなどのことをいいます。別名「将軍」と呼ばれ、センナとは逆に、中国において古くから使用されていました。秋に収穫し、根茎を天日で乾燥させたものです。火熱乾燥をするものもあり、これは生薬と呼ばれています。センナ同様、センノシドという成分が含まれていて、腸の運動を活発にしますが、これもまた大腸刺激成分を含むため、下剤効果が高いといえます。センナもそうですが、この大腸刺激のために痛みが生じるため、痛みを緩和する働きのある、甘草と併せた「大黄甘草湯」が、便秘薬として一番有名です。

その他、大黄の医薬品としては、軽い便秘に使われる「桂枝加芍薬大黄湯」や、重い便秘に使われる「大柴胡湯」、「乙字湯」などがあります。それぞれの便秘の症状によって自分に合ったものを選ぶことが大切です。
(⇒便秘に効く漢方の話

常用するなら、腸にダメージを与えないよう、大黄甘草湯だけにするなど工夫しながら、あまり依存しない程度にセンナ・大黄の力を利用し、快適に便秘解消・予防をしてみるのも良いでしょう。

時間のゆとりは心のゆとり 朝の排便タイムを確保して便秘予防

生活習慣病である便秘にならないようにするためには、当たり前のことながら、生活習慣を最適に保つことです。それには、規則正しい生活が基本ですが、まず一番に影響があるのは食生活ですね。食べ物は胃腸で消化され、エネルギー源になります。そして、残ったカスが便という形で排出されることが排便です。つまりダイレクトに便秘に影響がある生活習慣は食生活なのです。ですから、食物繊維や乳酸菌をたっぷり摂って、栄養バランスの取れた食事をすることが何よりの予防法だといえます。

しかし、そういった食事を食べれば便秘にはならないかというとそうではありません。食べ方とタイミングも重要です。食べ物が体内に入ると、胃、結腸反射が起き、便意を促します。腸の蠕動運動が活発になるからです。そして、この胃・結腸反射が最も起きやすいのが、胃が空っぽの状態、つまり朝起きた時なのです。ですから、大切なのは朝食をしっかり食べる事なのです。

そして、食べた後に排便の習慣を付けましょう。便秘にならないためには、毎朝の排便習慣が一番なのです。しかし、それには時間のゆとりが必要です。朝は出勤の支度や家族の世話で、何かと忙しいことだと思いますが、出来るだけ早起きしてゆとりを持って過ごしてください。早寝早起きは規則正しい生活には欠かせないものであり、大切な生活習慣です。

また、時間にゆとりを持つことで、緊張状態からリラックス状態に、つまり副交感神経が交感神経を抑えて優位に立ちます。腸の蠕動運動は、副交感神経が優位に立っている時に活発になるので、このゆとりが便秘の予防に2重に効果を発揮するのです。もちろんこれは朝に限りません。ストレスも便秘の重大な要因となっていますから、少しでもリラックス状態を保てるよう、常に時間にゆとりを持って行動することは大切なことでしょう。

さらに、外出場所などでは、恥ずかしくてなかなかトイレに行けず、我慢することで、直腸性の便秘になりやすいものです。時間にゆとりを持って行動することで、朝の排便習慣を付けるだけでなく、便意を感じた時にすぐにトイレに行けるような環境を作ることも便秘予防には効果的でしょう。

便秘は放っておくと、腸内で溜まった便から有毒ガスが発生して、血液を通して身体中を巡ります。便秘によるお腹の張りや残便感などだけでなく、肌荒れや頭痛・肩こりといった全身への悪影響も免れません。こうした不快症状がさらにストレスとならぬよう、気持ちと時間にゆとりを持って、便秘予防を心掛けましょう。

朝の水・牛乳は便秘解消の強い味方!腸を刺激して快適な朝を

朝起きぬけに水を一杯飲むことは、美容と健康に良いということは、よく知られていますね。これは、寝ている間に大量に失う水分を補給する為に、身体が潤うからです。この朝の水は、実は便秘解消にも大変効果的なのを御存知でしょうか。慢性の便秘の方は必見です。

朝起きぬけに水を飲むと、腸に刺激が与えられ、胃・結腸反射が起こります。この胃・結腸反射は胃が空っぽの状態の時に最も起こりやすいため、朝起きた時が効果的なのです。胃に刺激があると、ガストリンというホルモンが分泌され、腸の蠕動運動が活発になり、便秘解消になるのです。つまりこの水が条件反射のように便意を促してくれるわけです。

また、朝起きぬけに水を飲むことで、寝ている間に水分を失って固くなった便を軟らかくしてくれます。そのため便も出やすくなるという、もうひとつの効果もあるのです。もし水を飲んでも便意が起きにくいようであれば、冷たい水にして刺激を強くしたり、下剤効果のある牛乳を飲むのも良いでしょう。さらに強い効果が期待出来ます。

この便秘解消方法は、特に腸の働きが低下している弛緩性便秘の人に効果がありますが、痙攣性便秘の人には刺激が強すぎるため、水よりは白湯やホットミルクがおすすめです。自分の便秘の状態によって、それぞれ身体に合ったもので実践してみてください。あまり固く考えず、水や牛乳が嫌いであったり、飲みにくかったりするのであれば、野菜やフルーツのジュースなどでも構いません。

そして、もちろん水を飲むだけではダメです。朝食もきちんと摂らなければ、効果はありません。理想的なのは、水を飲んでからしばらく経った後に食事を摂るのが良いのですが、あまりこだわらなくてもオッケーです。ですから、朝は余裕を持って起きることが大切ですね。ちゃんと排便の時間も考えて、ゆとりを持って朝を過ごしましょう。

つまり、この朝の水・牛乳での便秘解消法には、「規則正しい生活」と、「栄養バランスの取れた食事」が大前提なのです。睡眠と栄養をしっかり取ったうえで、効果のある方法だということを忘れないでください。あくまでも生活習慣病である便秘には、まずは生活習慣の改善から・・と、いうわけなのです。

宿便の本当の正体、そして便秘との関係とは?

便秘と関連して、よく耳にするものに宿便があります。宿便と聞くと、病院や薬局のポスターで見るイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。腸の中に黒くこびりついた便の塊ですね。でも実は、これは間違いだという指摘が多いのです。

実際に腸の内側には、体内に養分を取り込むための組織があり、絨毛と呼ばれるデコボコ状になっているため、食べ物の残骸が溜まります。しかし、そうした残骸は、腸内細胞の死骸と共に腸壁からはがれて排出されます。なぜなら腸の粘膜は数日で新しい細胞に生まれ変わっているからです。しかも腸の内面は、蠕動運動によって常にヒダが動いていますから、いつまでも同じ場所に残骸が溜まっていることはありません。

つまり、便が腸にこびりつくといったことはなく、宿便というのは便秘のために腸に長く溜まっている便の事を言うのです。ですから宿便とは、一般的に滞留便といわれています。この滞留便である宿便が溜まると、腸内の流れを妨げるばかりでなく、腸の吸収力も低下させます。すると、排便が困難である状態、つまり便秘になるのです。宿便は便秘でなくても溜まりますが、溜まると便秘の要因となってしまうわけですね。

こうして宿便が長く腸内に溜まると、有毒物質が発生し、血液を通して全身に広がります。すると、肌荒れや頭痛などの全身症状として悪影響を及ぼし、様々な病気を引き起こすことにもなってしまいます。宿便が溜まらないよう心掛けることは、身体にとってとても大切なことだといえるでしょう。では、この宿便を溜めないためにはどうしたら良いかというと、便秘の予防・解消法、さらには生活習慣病全般の予防・解消法と同様です。

「栄養バランスの取れた食事」、「適度な運動」、「ストレスの軽減」の3つが最も重要です。加えて、善玉菌を増やして腸の働きを活発にする食物繊維や乳酸菌などを豊富に摂ること、規則正しい排便習慣が保てるよう時間にゆとりを持つことなどが大切となります。こうした生活習慣の改善によって、身体にとって邪魔者の宿便を排除し、美容と健康を保ちましょう。

<1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 >