便秘

慢性便秘の原因は、その場しのぎの解決策にあった

「また便秘になってしまった」という繰り返しに対して、便秘薬や下剤に頼って「とりあえず治す」では解決になっていないばかりでなく、腸内の環境悪化によるポリープやガンなどの病気を誘発することにもつながりかねません。便秘体質の改善のために普段からできることを考え、実行していきましょう。

便が固くなってしまう原因は、腸内環境の悪化、偏った食事をすることにあります。腸内には善玉菌と悪玉菌が常に一定のバランスを保って生存しています。善玉菌の個体数を優位にするためには、普段から乳酸菌と呼ばれるものを毎日摂り入れて生存数の維持に努めなくてはなりません。乳製品とされる牛乳やチーズなどの動物性乳酸菌と・発酵食品とされるキムチや味噌などの植物性の乳酸菌をバランスよく摂り、腸内の環境を保つ必要があります。また、食物繊維を含んだ野菜・果物・豆・海藻類を摂ることも大切となります。腸によい食べ物を摂りながらも自由にストレスなく食事を楽しむこともまた欠かせないことです。

便を出すには、腸の動きが活発である必要もあります。運動不足による腸の筋肉の衰えが原因で便秘になるケースも大変多いのも事実なのです。有酸素運動という全身運動で、水泳やウォーキングなど新陳代謝を高める中で血流がよくなり、腸の動きも活発になります。その他にも、ゆっくりストレッチをして普段使っていない筋肉を伸ばしながら腹式呼吸を行うことや、腸の動きに直接作用するツボを押すことでの腸筋肉に刺激を与えることも大切です。何より、運動することで溜まったストレスを解消することにもつながるため、忙しい中でも適度な運動を行っていくことが便秘改善には欠かせません。

実際、便秘の症状によっては、医師に相談が必要なものも存在します。たかが便秘と侮ることなく、「おかしいな」と思ったときには身近に相談できる医師をつくっておくことも便秘と向き合う上で大切なこととなります。

知っておくべき!赤ちゃんのふん詰まりの原因と解消法

赤ちゃんにとって、便秘になってしまうことは一大事です。消化機能がまだ十分に発達しておらず、便秘になって嫌な経験することで「うんち=嫌なこと」となってしまうと、更なる便秘を生み出すことにもなります。身体に摂り入れるものに気を配り、適度な運動と排便する習慣作りを行うことが大切です。

便秘になってしまう一番の原因は、便が固くなってしまうことにあります。母乳やミルクが適度に摂取できていなくて不足状態になると、便は自然と固くなります。また離乳食が始まる時期は、特に注意が必要となり、食事の中で水分もしっかり摂って、消化のよいもの、しにくいものもバランスよく食べていくようにしましょう。適度な乳酸菌も摂り入れることで、善玉菌を増やして腸内環境をよくすることを心がけておくことも大切です。

次に便秘予防のために重要なことは、腸の動きを活性化させることにあります。大人ように、有酸素運動を心がけ…などということは大変難しいので、大人が手助けすることで運動やストレッチ、さらにはマッサージを行ってサポートをしていきましょう。姿勢が悪く、縮こまらないように背筋を伸ばしたり、お腹を「の」の字にマッサージをしたり、一緒に散歩にいくことも良い運動になります。また、毎日排便する習慣をつけるためにも決まった時間にトイレに行くようにすることも大切です。

普段と少し違う環境に行くだけでもストレスとなり、便秘の引き金ともなってしまうこともあります。のびのびとする時間、リラックスする時間を設けて出かけることも大切です。大人が気をつけ、見守り、手助けすることで便秘は解消へと向かいます。わからない点があれば身近な人に聞いたり、お医者さんに相談することで少しづつ解決していきましょう。

通じがない状態からの吐き気は危険なシグナル

便秘と吐き気は結びつきそうもない二つの症状ですが、その二つが関係してくることは、相当に便秘の症状が進んでいるというシグナルの可能性もあります。考えられる原因は二つあります。一つは便秘によって胃にある食べ物が腸に入ることができないがために吐き気が伴うこと。もう一つは、便秘改善のために服用した薬によって副作用が生じていることです。

便秘によって腸内に入ることができない食べ物は、胃の中で行き場を失います。胃で食べ物の腐敗は進み、そこから悪臭も放たれて体内に充満することで、外へ追い出そうとして吐き気が症状として出ます。吐き気はあっても吐くまでに至らないことが多く、繰り返し症状が続きます。

便秘に効く薬として「酸化マグネシウム」があります。これは腸内に水分を留め、便をやわらかくするもので、日々使う中でも効果が落ちないという特徴があります。ただ、カルシウムと一緒に摂取するとマグネシウムを体内で吸収しすぎてしまうため、高マグネシウム血症となる可能性があります。この初期症状の中に身体の拒絶反応として吐き気が含まれているため、これに当てはまっているのかもしれません。

この二つの原因はあくまで吐き気の原因の推測の一部に過ぎません。その他にも吐き気を伴う原因はあるのかもしれません。様子がおかしい時は病院で医師と相談するようにしましょう。便秘も伴っていることから、便秘を解消することを優先させて、バランスの摂れた食生活と適度な運動を生活に取り入れて改善していきましょう。

排便困難に効く「酸化マグネシウム」は、服用の仕方を誤ると危険

病院でよく処方される酸化マグネシウムは、腸内に水分を留める役割を果たします。水分を含んだ便が大きく、柔らかくなることで腸に刺激を与えて排便を促すと同時に出やすい便へと変化します。そんな便秘の特効薬であるはずの酸化マグネシウムにも、相性の悪い「飲み・食べ合わせ」がある・マグネシウムを吸収しやすい場合があるという難点もあります。

酸化マグネシウムはカルシウムと一緒に摂取してしまうと、血液中にマグネシウムを吸収しやすくします。また腎臓機能の働きが弱まっていれば、尿によって排出されるはずのマグネシウムが体内に蓄積してしまうこともあります。こういった状況下では、高マグネシウム血症を引き起こし、嘔吐や筋肉の麻痺に始まり、呼吸困難や心不全・心停止に至ることもあります。病院でも、酸化マグネシウムを投与したことで高齢の方が死に至ったことを受け、血液中のマグネシウムの濃度を測定した上で処方することが多くなってきています。1日の処方する量を守り、十分な水分と一緒に飲むことを基本として、腎臓や心臓の機能に心配のある方は摂取を控えるようにすることが大切です。

上記のような注意点はありますが、酸化マグネシウムの効果は何度飲んでも効き目は継続され、副作用も比較的少ない薬ではあります。ただ、便秘状態が続き、便が固まってしまっている時には、下剤で便を出してしまわないと効果がない時もあります。薬の役割や特徴を十分に理解した上で、処方することができれば、いざという時に役立つ薬であるに違いありません。

便秘のツボを押すだけで治るなら、まずは手軽なものから始めましょう

便秘の原因は様々ですが、治す手段もまた色々とあります。普段の食生活を改め、適度な運動を行うことで腸自体の運動を活発にし、便が出やすい腸内の環境をつくることになります。その改善の手助けとして、ツボ押しがあり、寝る前に寝転んでいる時やトイレにいる時など、じっとしている時間がある時に手軽にできます。おなか、手、足のツボを一つずつ紹介していきます。

おなかには、大巨というツボがあります。へその左右に指2本分いって、下に指3本分のところに大巨はあり、便秘の方は少しその部分が固くなっていることもあります。3秒~5秒、少し強めで左右均等に押して、少し休んでまた押す繰り返しを数分間続けましょう。痛みを感じるときには無理をせず、さするだけでも構いません。また仰向けで寝転んでいるときには、手のひらで時計周りに円を描くように、ぐるぐるとさすってマッサージをすることも効果的です。

手には、間使というツボがあります。手首の内側の横シワから指4本分下、2本の筋肉の筋の間にツボはあります。トイレで出ないと感じているときにも押しやすい場所にあります。先ほどと同じように3秒~5秒強めに押すことで腸の動きが活発になっていきます。

足には、三里というツボがあります。足の皿の下を指4本分いき、脛の骨の外側にツボはあります。足を側面から掴み、脛にむかってぐっと強めに数分間押すと胃腸の働きがよくなります。イスに座っているときなどに、押してみましょう。

便秘は生活習慣から改めることが大切です。その習慣の中で、ふとした時に手軽に、継続的に押すことで便秘改善に役立てていきましょう。

便秘、圧迫、腰痛というサイクルにご注意を

なぜ、便秘が腰痛を引き起こすのか。便秘によって腸が張ってしまい、周りにある筋肉や血管が圧迫され、腰周辺の骨や筋肉に影響を与えることが腰痛の原因となっています。太っている方に腰痛持ちが多いのも、食べ過ぎが原因で同じように腸が張った状態を引き起こして腰痛になっていることが考えられます。お腹と背中で表裏一体の深い関係にある便秘と腰痛ですが、それらの症状が単なる便秘や食べ過ぎが原因となっているとは限りません。それらを引き起こす別の要因として、病気が潜んでいる場合も十分に考えられます。同時に症状が進んでいる時には医師に相談をした上で、必要な対策を講じて改善に役立てていきましょう。

便秘を引き起こす原因は様々ですが、バランスのいい食生活と適度な運動をしっかり日頃から行うことができれば改善へと向かう糸口となります。

食生活では乳酸菌を含んだものを毎日摂取するように心がけ、腸内環境を整えてくれる善玉菌を増やしていきましょう。下痢の症状がなければ、ワカメや里芋などのヌルヌルな水に溶ける食物繊維を含んだ食材を積極的に食べ、スッと便が出やすい環境を整えることも大切です。腸ができる限り張らないようにするためにも、食には時間をかけてよく噛んで食べるようにして、適度な量を摂っていきましょう。

適度な運動としては、自分ができることを少しづつでも続けてやっていきましょう。有酸素運動と呼ばれる、長い時間をかけて呼吸を確実に行う運動が特に効果的です。運動を行いながら、腹式呼吸を続けて腹部に刺激を与えることで腸の運動を促進することにつながり、血液の循環もよくしてくれます。ウオーキングやランニング、水泳、ストレッチや深呼吸からでも構いません。ゆっくり長い時間をかけて、鼻から吸って口から吐くという繰り返しを日頃の生活の中で無理のない程度で始めていきましょう。

便秘に効く漢方薬も選び方次第!あなたに合ったものを見つけましょう

一般の薬は一つの症状に対して、全般的に効き目があるという特徴ある一方で、漢方薬は一つの症状が出ている「あなた」に合わせて処方するものが変わり、飲み続けることで効果が現れるという特徴があります。自然に存在しているものをそのまま利用する「生薬」を何種類か組み合わせて漢方薬は処方され、様々な症状に効き、もちろん便秘にも効果があります。その組み合わせを決めるのは「証」という、ものさしに沿った診察で「あなた」がどんな体質であるのかを判断した上で漢方薬は処方されます。

診察は五感情報に基づいて進められ「望診」「聞診」「問診」「切診」という4つの診察を通して判断されます。望診では、目、舌、爪、顔色や体型が見られます。聞診では、声や呼吸音を聞き、体内から出た排泄物や口臭などがかがれます。問診では、様々な質問を通して現在の症状の詳細を知り、普段出やすい悩みの症状などを聞くことで体質の判断も行います。切診では、直接からだに触れて脈のリズムをみたり、おなかを指でおして判断するものまであります。一連の個別の診察を漢方医学のものさしを通じて、症状の原因や個人の体質を判断して処方するものが決められます。

しっかりと診察を行った上で服用するものが漢方薬であることを忘れてはいけません。いかなる薬にも飲み合わせが悪いものがあるように、漢方薬にも同様に種類に応じて悪いものがあります。自分の症状をネットにある一部の情報をもとに、自らが思いこんで判断すること危険な時があります。信頼できる医師の診察に基づいて「あなたに合った」漢方薬を服用して便秘の解消に役立てましょう。

柿に含まれる「タンニン」がふん詰まりを引き起こす?

柿には食物繊維・ビタミンC・カロテン・ミネラルが豊富に含まれており、風邪や二日酔いの予防の他にも、むくみ解消やガン予防、さらには便秘解消にも効果があると言われています。そんな万能な食べ物である柿ですが、よく理解した上で食べないと逆に便秘を助長することもあるので注意が必要です。

柿は上記の主成分の他にも「タンニン」という成分が含まれており、これが便秘と深い関わりがあります。甘柿でも渋柿でも同様に果肉の中にタンニンは含まれており、渋柿の場合には果肉に溶けだして渋くなってしまうが、甘柿の場合には実が熟す途中の段階でタンニン細胞の成長がとまって甘いままの柿となります。いずれにせよ、成分としては含まれており、それが腸の中に特殊な粘膜をはることから、食べすぎることがかえって腸の排便に必要な運動を停滞させることになるのです。基本的に柿は消化までに時間のかかる食べ物でもあるため、適切な量を摂取して程よく健康効果を利用することをおススメします。

便秘に効果的とされる食物繊維を多く含む柿ですが、その食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維に分類されます。腸に刺激を与えながら腸内で動いて、腸の筋肉の運動が活発でない弛緩性便秘に効果があります。その半面、柿に含まれるタンニンの影響で摂取をし過ぎることで腸の運動をにぶくすることにもつながっています。便秘を改善する・便秘を助長するという2面をもっているのです。同じ便秘でもストレスが要因とされ、腸の動きが過剰に起こっている痙攣性便秘の時には摂取を控えることも忘れていけません。適度に摂取して効果的に柿を活用していきましょう。

便秘と下痢の繰り返しは、どうすれば治ってくれるのですか

なぜ便秘と下痢は繰り返してしまうのでしょうか。この2つの症状の多くは「痙攣性便秘」と呼ばれるもので、何らかのストレスによって腸の働きが乱れてしまっていることに問題があります。過剰に腸の収縮運動が起こって、腸の中で固まるはずの内容物が固まらずに移動することで「下痢」となり、過剰な運動によって腸自体も細くなってしまい、内容物が移動をしにくくなるために「便秘」も引き起こしているのです。2つの症状の原因となっている、過剰な収縮運動は「ストレス」が引き金となっている場合が多く、食生活とともに生活習慣も同時に見直していく必要があります。

ストレスと一口に言っても、人それぞれ感じ方も違い、原因は一つではなく複数に渡っていることもあります。これまでの生活を見直し、できることから確実に行っていくことが大切です。どのようなことに気をつけて改善していくべきなのかを食生活と生活習慣の視点で考えていきます。

食生活においては、腸に刺激を与えるものを控えていきましょう。消化に時間がかかるものは腸に刺激を与えることにつながります。果物で30分程度、野菜で1時間程度、炭水化物やタンパク質は10時間以上消化するまでに時間がかかります。また食物繊維は腸内の環境を整え、便秘に効くと言われていますが、水に溶けない食物繊維は腸の中で膨張してかえって腸に負担をかけることになります。一方で水にとける食物繊維である、こんにゃく、わかめなどの食べ物は腸内で水に溶けてゼリー状となるためスムーズに排便を促すことになります。バランスよく、できる限り腸に負担をかけないように食生活を見直していきましょう。

生活習慣においては、リラックスする時間を設けることが大切です。普段の暮らしにおいて、緊張する機会や環境自体にストレスを感じる日々もあるとは思いますが、そんな日常においても自分が落ち着ける時間を自らつくっていかなれば改善へと向かっていきにくいものです。朝早くに起きてゆっくりする時間を設けたり、休みの日にはスポーツで汗を流したり、寝る前にアロマを嗅いでリラックスするのもいいでしょう。自分に合った手軽にできるリラックス方法を見つけて実践していきましょう。ストレスフルな毎日の時間帯においても、慣れていくことで、肩の力を少し抜いて自然体で望む方がかえってよい方向にいくこともあります。自分の生活の延長でできる改善策を実行していきましょう。

便秘解消体操は起きる前に!!体操するべき便秘とは?

まず最初に、便秘に体操が良いと言われていますが、全ての便秘に悩んでいる人に効果があるわけではありません。筋力の低下が原因で起きる便秘の弛緩性便秘には効果がありますが、その他の便秘にはあまり期待のできない解消方法です。中には腸に刺激を与え過ぎて、更に便秘の症状を悪化させてしまう可能性もあるので、体操をする場合は経過の観察もしっかり行いましょう。

さて、排便をするのは朝が良いと言われています。これは、寝ている間に休んでいる腸が、朝、運動を初めて、その刺激で便意を感じるのが一般的である事から言われています。副交感神経と交感神経という神経があるのですが、副交感神経が腸の蠕動運動と繋がりがあります。この副交感神経が働き出すのが朝起きた時なのです。

体操やストレッチによる便秘解消方法はお金もかからずに、運動が面倒だという人も、家の中で好きに行える方法として選ばれています。ほんの数回、時間にして数分で終わるので、毎日続けるのも苦痛にならないので、習慣にしている人も多いでしょう。

仕事から帰って来てから、家事の合間の時間のある時、TVを見ている時に見ながらなどなど、自分なりに時間を作っていると思いますが、体操は朝に行うのが良いでしょう。副交感神経の働き出すタイピングに合わせて体操をする事で、健康的な朝の排便を期待できます。さらにタイミングを合わせる為に、起きてすぐ、つまり布団の中で体操を行うのがベストだとされています。布団の中ですので、寝たままの体操を行いましょう。

例えば、うつ伏せの状態で手を顔の下に置き、ゆっくりとバタ足をします。左右10回くらいが目安です。膝を曲げないように意識しながら、バタバタしないで、ゆっくりと大きく足を動かすのがポイントです。同じ体勢で膝を曲げて、かかとをお尻につけるのも効果があります。

この様な、布団の中でも行える体操を、朝起きた後にする事で、副交感神経に刺激を与え、副交感神経が活発になり、腸の蠕動運動を活発にしてくれる事で、便秘の解消を期待する事ができます。このような体操だけではなく、食生活の方も気を使うようにしましょう。

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