便秘

便秘に定義はなし!?人それぞれの排便習慣を重んじるべし

便秘という言葉は毎日のようにテレビCMでも聞かれるように、大変にメジャーなものですが、そもそも便秘の定義とは何でしょう。正解は、「ナシ」です。便秘には正確な定義はありません。何故なら、排便習慣そのものが、人によって一人一人違うからです。

日本内科学会では、「3日以上排便が無い状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」と便秘のことを定義しているので、これが定義といっても良いのでしょうが、これは正しいとは言い切れないのです。この定義のとおり、一般的には3~4日以上排便がないと便秘といわれるようですが、普段から排便の間隔が3日以上であっても、それでも便がすんなりと出て、すっきり感があるのであれば、それは便秘とは言えないからです。

排便の回数や便の量は人によって違うため、その人の排便習慣において遅延した状態である場合が便秘となるのです。具体的には、便量の減少、便が硬化、排便困難、残便感、腹部膨満感といった症状が何個かあると便秘だと思っていただければ良いでしょう。基本的に、排便間隔が不規則になったり、便の水分の含有量が低下した状態が便秘といえます。

あくまでも便秘というのは、便の排泄が困難になっている状態であり、これが定義というには一番適切でしょう。そもそも便秘というのは病気の名前ではなく病気(便秘症)の症状のことなのです。ですから定義そのものがないのが当たり前ともいえるでしょう。

さらにわかりやすく言うと、例えば毎日便が出なくても、規則的にスムーズなもので、満足感があるのであれば便秘ではありませんし、毎日便が出ても、排便に苦労したり、残便感があるのであれば便秘だといえます。その他、お腹がはったり、ガスがたまったりといった不快感があれば、それはその人にとっての便秘の状態なのです。

普段から野菜などをたっぷり摂って、食物繊維の豊富なバランスの良い食生活を心掛けましょう。また、ストレスの軽減など、生活習慣と環境習慣を改善する事で、不快感を伴う便秘を解消することが大切ですね。

日本人の主食・穀類は、便秘解消の優等生だった!

昔から日本人の食卓には欠かせなかった穀類。実はこの穀類中心の食事こそが、便秘によく効く食事だったのです。お米には食物繊維が豊富に含まれています。玄米の皮の部分には食物繊維が非常に多く含まれていますし、胚芽部分にはビタミンやミネラルが豊富なので、精米されていないほど栄養価が高く、便秘への効果もあります。

また、胚乳部分のデンプンは、脳・神経系の唯一のエネルギーとなりますし、糊米層にはたんぱく質が含まれます。さらにフィチン酸という成分には、有害物質を体外に排出する働きもあります。また、玄米には身体を温める効果もあるので、便秘の要因ともなる冷えも防止し、免疫力もアップさせる効果があります。このように、穀類には、便秘解消だけでなく、あらゆる生活習慣病に効果があるといえるでしょう。

穀類に豊富に含まれる食物繊維は、不溶性食物繊維です。溶けずに水分を吸収して便を柔らかく、便量を増やしてくれます。そのため腸の蠕動運動を促進し、便秘が解消されるというわけですね。また、胃で水分を吸って膨張するため、満腹感を得られるという、嬉しいメリットもあります。消化酵素でも分解されない食物繊維は、腸内に残った食べ物のカスをからめとって、有害物質を排出してくれます。果物や野菜などを食べる時にわかるあのスジのようなものがまさにこの食物繊維であり、こうした大切な役割を担ってくれるのです。

穀類には米の他にもいろいろありますが、とうもろこしはコーンフレークやポップコーンなどでも手軽に摂れますし、日本そばも簡単に食べられますね。また、胚芽玄米には米の10倍近くもの食物繊維が含まれていますから、お米と一緒に炊くようにすると、毎日豊富に食物繊維が摂れるのではないでしょうか。その他にも、オートミールやオールブランなども食物繊維が豊富なので、忙しい方の朝食などにおすすめです。

日本食中心の食生活を心掛け、毎日穀類をたっぷり食卓に取り入れてください。パンが良いなら全粒粉やファイバーブレッド、お米から作ったものを選んだり、麺類を食べる時はそばにするなど、少しの工夫で上手に穀類の力を活かして、便秘だけでなく、全身の健康と美容に役立てましょう。

大腸には毒がある!?悪玉菌の増殖による有毒物質の悪影響とは

大腸の毒というものをご存知でしょうか。腸内細菌である悪玉菌が発生させる有毒物質の事です。この毒は、腸から血液を通して全身に回ります。そして肌荒れや肩こり、頭痛などを引き起こすやっかいなものなのです。では、この毒はどのように発生するのでしょうか。

まず、人間の腸には常に莫大な種類と数の腸内細菌があり、善玉菌と悪玉菌に分かれます。善玉菌というのは、ビフィズス菌や乳酸菌の名で良く知られる通り、腸内を酸性に保ち、外からの有害物質を抑制し、免疫力を高めてくれる頼もしい味方です。健康な腸では悪玉菌を抑制して優位に立っているため、便も正常な状態です。

しかし、野菜不足で肉中心の食事を続けていると、食物繊維が足りず、たんぱく質や脂質を好む悪玉菌がどんどん増殖してしまいます。すると善玉菌より優位に立ってしまい、様々な弊害が生じてくるのです。まず、大腸菌・ウェルシュ菌・ブドウ球菌などに代表される悪玉菌は、たんぱく質を分解して硫化水素・フェノール・アンモニアなどの有毒物質を作り出します。こうした有毒物質は、腸内をアルカリ性にして、免疫力も低下させてしまいます。

悪玉菌によって腸の活動が弱まると、便が腸内に長く溜まり、さらにその溜まった便をエサに悪玉菌が増殖するという、悪循環に陥ってしまうのです。この悪玉菌の増殖によって便秘や下痢を引き起こすのですが、便秘になると毒素が溜まるのはもちろんのこと、下痢になっても毒を含んだ便は溜まったままになります。こうした便の腐敗が進むと、毒はどんどん体内に流れ、さらに腸内において発がん物質となる場合もあります。大腸の毒は決して侮れないというわけです。

付け加えると、この毒は、意外なことにストレスによって発生することも多いのです。ストレスによって自律神経が乱れると、胃酸の分泌が低下します。すると、食物の細菌の殺菌が不十分なまま腸へ運ばれます。つまり悪玉菌が退治できない状態で腸に到達するため、腸内の悪玉菌が増えてしまうのです。

こうした悪玉菌による毒の発生は、前途の通り、全身に影響を及ぼし、生活習慣病の元となる油断ならないものです。普段から野菜中心の食事を心掛け、生活習慣を改善して、腸内細菌のバランスを整えるとともに、環境改善によって、ストレスの軽減をすることも大切なのです。

便秘解消にツボ押し 生活習慣の改善にプラスして相乗効果を!

便秘というのは生活習慣病のひとつともいえます。他の病気が原因である場合を除いて、そのほとんどが食生活の偏りや運動不足、ストレスなど、生活習慣によって引き起こされているのです。ですから、便秘を改善するには、まず生活習慣の改善が必要となります。規則正しい生活に、バランスの取れた食事、適度な運動、そしてストレスの軽減の4つが便秘解消、さらには生活習慣病全般の予防や改善につながります。

しかし、その効果を上げるために、ツボ押しの力を借りるというのもひとつの手ではないでしょうか。ツボというのは、東洋医学における、身体中にある経路という気血上の点で、経穴といいます。関節に沿って身体中に点在しているものなのです。場所によって様々な症状の改善を促すといわれるものですね。このツボを刺激する指圧や鍼・灸はかなり人気が高い治療法です。

このツボにももちろん便秘に効くツボというものがあります。その中でも有名なものに、天枢(てんすう)というツボがあります。これはおへそから指2本分外側にいった両側にあります。このツボは排便を促進することで、便秘の解消を促します。他には大巨(だいこ)というツボがあり、これは天枢からさらに指2本分下にいったところにあります。このツボは消化器官全般の改善の効果があります。そしてもうひとつ便秘のツボとして有名なのが、三里(さんり)です。足の膝のお皿の下から指4本分下にいったところにあります。このツボはお腹の病気全般に効果があります。

これら3つのツボの他にも、間使(かんし)というツボは、手首の横じわから指4本分離れた腕の内側にあり、腸の蠕動運動を活発にする効果があります。また、同じく蠕動運動を活発にするツボとして、手のひらの小指の下側から手首のしわまでいったところにある神門(しんもん)というツボもあります。また、背骨の下のへこみの両側にある腎兪(じんゆ)や、そのそばの大腸愈(だいちょうゆ)、小腸愈(しょうちょうゆ)なども便秘に効くとされています。

これらのツボの押し方は、基本親指などの指で行います。「痛いけど気持ちが良い」といった強さがベストで、あまり強く押すのは良くありません。そして、息を吐きながら4秒間で押し、次に吸いながら4秒間で力を抜きます。この動作を5~10回ほど繰り返すのが理想です。

そして大切なのは、お風呂上りや寝る前など、血行が良く、リラックスしている時に行うことです。身体が緊張状態の時にやっても効果はあまりありません。特に便秘は、ストレスも大きな要因です。身体も気持ちもリラックスしている時に行うことこそ、相乗効果が増し、ツボ押しによる効果も大きくなるのです。

もちろん、ツボ押しだけで便秘が治るということではありません。食物繊維や乳酸菌をたっぷり摂って、バランスの良い食生活をすることが何より大切なのは言うまでもないでしょう。まずは生活習慣の改善を。そして、加えてツボ押しをすることで、効果的に便秘解消をするのが良いでしょう。

海藻のヌルヌルで便の滑りをよくしよう!健康と美容に海藻類を

寒天が便秘に効くのは、寒天が天草という海藻から出来ているからです。この天草に限らず、ひじき・わかめ・昆布・のりなどの海藻類は、食物繊維がたっぷり含まれているため、便秘にとても良く効くのです。海藻類には特に水溶性食物繊維が豊富です。海藻のヌルヌルでおわかりのように、体内に入るとグル状になって便の滑りを良くします。また、脂肪やコレステロールなどの有害物質も取り込んで排出してくれるのです。

特に、この水溶性食物繊維であるアルギン酸は、大腸の働きを活発にしてくれる他、血圧を上げる効果もありますし、フコダインは、有害物質を除去して腸内の善玉菌を増やしてくれる他、肝機能を向上する効果もあります。さらに水溶性食物繊維は、消化吸収を遅らせる働きがあるため、血糖値の上昇を抑える効果もあります。こうした様々な働きは、便秘だけでなく、あらゆる生活習慣病の予防・解消にもつながるでしょう。

また海藻類には、不溶性食物繊維であるセルロースも含まれており、便量を増やしたり、便を柔らかくするといった効果もあります。さらにマグネシウムなどのミネラル・ビタミン・カリウムなども豊富に含まれているので、腸の蠕動運動を活発にするばかりでなく、全身の健康にもかなりな効果を発揮するといえます。こうした栄養素が豊富であるのに、カロリーがほとんどないというには、女性にとって大変嬉しいメリットではないでしょうか。

この海藻類は、油と一緒に摂ることによって、栄養素の吸収力がさらにアップします。油自体も便を通りやすくする大切な便秘解消食品ですから、併せて摂って、相乗効果を狙いましょう。ビタミンCとも同様の相乗効果があるので、野菜や果物との食べ合わせも良いですね。こうした色々な栄養素を含む海藻類ですから、その効果も優しく広いため、弛緩性便秘・直腸性便秘・痙攣性便秘と、比較的どんな種類の便秘にも効くので、積極的に取り入れたいところです。

この海藻類の摂り方としては、まずお手本は和食でしょう。昔ながらの日本の食卓には、海藻類が豊富に使われていました。こんぶでだしを取ったわかめの味噌汁、ひじきの煮物、焼き海苔など、調理済みの食材などを利用しながら、手軽に毎日の食卓に取り入れてみてください。便秘はもとより、様々な生活習慣病を予防・解消し、健康と美容を保ちましょう。

小麦よりやっぱりお米?小麦粉が便秘になりやすいってホント?

穀物には食物繊維が多く便秘に用食べ物に挙げられますが、小麦はどうでしょう。小麦には表皮・胚乳・胚芽の3つの部分がありますが、栄養バランスがあり、食物繊維を含む部分は胚芽です。整腸作用もあるので、便秘にも良いといえるでしょう。しかし、一般に使われる小麦粉の成分は、小麦の83%を占めている胚乳部分です。この胚乳部分は糖質とたんぱく質で出来ていて、食物繊維はありません。

しかも、小麦はそもそも日本人の腸にはあまり合わないため、消化しにくく、長い時間腸に留まってしまいます。ですから小麦は便秘によくない食べ物に挙げられるのです。小麦は小麦粉など、ほとんどが精製食品として摂られるものですね。人間の体は、本来、自然界に存在するものしかうまく消化・代謝が出来ないものです。そうしたことも、小麦が良くない理由のひとつでしょう。

また、小麦は油と一緒に摂ると、ただでさえ消化されにくく未消化のものが、さらに腸に張り付いてしまうのです。ですから油と共に調理したものなどや、油ものと一緒に食べる時には、特に便秘に注意が必要となります。

また、小麦に含まれるグルテンという成分は、小腸の繊毛にダメージを与えるなど、消化器系には良くないとされていますし、米などの他の穀類に比べて、身体を冷やすという欠点もあります。冷えは便秘の要因ともなりますから、やはり便秘には悪い食べ物だと言えるでしょう。

皆さんもよくご存じのように、小麦はパン・うどん・中華めん・菓子・パスタ・ビール・そうめん・マカロニ・餃子、シューマイの皮・フライの衣・・など、私達の食生活には欠かせないものになっていますね。もちろんこうした料理を美味しくいただくことは構いません。

しかし、出来ればパンよりご飯を中心とし、肉や脂より野菜などをたっぷり食べることで、食物繊維を十分に摂り、便秘にならない食生活を心掛けましょう。

腸を元気にして若返り!?便秘解消で老化も予防!

便秘に悩む女性はとても多いものですね。便秘はそれ自体が不快なものですが、さらに便秘によって肌荒れや老化といった悪影響まで表れます。女性にとっては大敵なものでしょう。出来れば便秘知らずの健康な身体を保ちたいものですよね。では、何故便秘によって肌荒れや老化といった悪影響が表れるのでしょうか。

便秘になると、腸内に便が長時間溜まり、悪玉菌が増殖し、有毒ガスを発生させます。この有毒ガスは、腸壁から血液を通じて全身を巡ってしまいます。すると、肌荒れや頭痛、肩こりといった老化に繋がる症状が起こってしまうのです。つまり、腸は身体全体の健康をコントロールしているのです。

腸は脳からの命令を受けることなく自ら働き、食べ物の栄養分を吸収し、不要物を外に排出します。この代謝機能が全身に影響を及ばしているのです。便秘によって腸の代謝が悪くなると、身体全体の代謝が悪くなり、老化傾向に陥ります。ですから、腸を活発化することで、若返りの効果があるというわけです。

腸を活発化するには、食物繊維乳酸菌がたっぷりな食事が第一です。栄養バランスのとれた食事を規則正しく摂ることが、便秘、強いては若返りに効果を発揮します。また、加えて適度な運動によって筋力を鍛えることも、脂肪燃焼によって代謝を良くするため、便秘・肥満・老化の予防に効果的です。

そして、もうひとつ大切なのがストレスの軽減です。ストレスによって自律神経が乱れると、交感神経が優位に立ち、腸の働きも低下します。なるべくストレスを軽減し、心身ともにリラックス状態にすることで、副交感神経を優位にし、腸の働きを活発にしましょう。

このように、「栄養バランスの取れた食事」、「適度な運動」、「ストレスの軽減」によって、腸の働きを活発にすることで、全身の健康と美容を保ちましょう。元気な腸で、便秘・老化を予防し、若返りの効果を発揮出来ることでしょう。

若い頃はそうでもなかったのに・・最近やたらべんぴがちなのはなぜ?

便秘というと、若い女性のイメージがありますが、実は加齢と共に便秘になるという方も多く、お年寄りでは定番の悩みともなっています。何故加齢によって便秘になってしまうのでしょうか。それは、主に筋力の低下によります。この筋力の低下というのは、腹筋などの身体の表面のものだけに限らず、胃腸などの身体の内臓の筋力も含みます。

加齢によって、当然ながら胃腸の機能は低下します。もちろん大腸の筋力も衰えるため、蠕動運動が弱まり、その結果、便が腸内に長時間滞留してしまいます。このため水分がなくなり、便が硬くなってしまうのです。いわゆる弛緩性便秘です。もともと女性や子供など、筋力の弱い場合に起きるこの便秘は、高齢者にも多いのです。

また、高齢になるとともに、腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増えることも加齢による便秘の要因となります。悪玉菌は有害物質を作り、便秘を引き起こすのです。これは胃腸機能の低下のひとつでもあります。そしてまた、高齢になると、どうしても薬を常用する方が増えてきます。常用薬の副作用によって便秘を引き起こしている場合も意外に多いものなのです。

さらに、加齢と共に食事の量も減りがちですし、つい消化の良い食べ物を選びがちになります。すると食物繊維も少なくなり、さらに水分を摂ることも少なくなることからも、便秘になりがちになってしまいます。

そして、加齢によって起こる便秘の原因として運動不足も外せません。高齢になると、どうしても運動量が低下してしまいますが、それも筋力の低下を招く悪循環となります 。特に腹筋力の低下は、ダイレクトに排便困難となってしまいます。これらの理由から、加齢による便秘が起こりやすいのです。

通常は、ひどい便秘になると便秘薬に頼りがちになりますが、便秘薬というのは体力の低下を招きます。原因自体が体力の低下である加齢性の便秘にはあまり良くはありません。出来るだけ食物繊維の豊富な食事を心掛け、またウォーキングや腹筋などの運動を毎日無理なく続けるなど、生活習慣の改善によって症状を軽減させましょう。加齢による慢性の便秘には、それに勝る薬はないのです。

便秘予防は早寝早起き・野菜たっぷり!良く寝て良く食べるが一番です

便秘は生活習慣病であるといわれるほど、便秘の原因のほとんどが生活習慣によるものです。食べ物をエネルギーに変え、余分な物は排出するという身体のシステムは、人間にとって一番重要な働きです。そして、この身体の働きは食事・睡眠・運動といった生活習慣から成り立つものだからです。

便秘にならないための生活習慣の条件は、「規則正しい生活」、「栄養バランスの取れた食事」、「適度な運動」です。この3つが便秘だけに限らず、あらゆる生活習慣病の重要な予防法です。そして、毎日の排便リズムを作るのに最適な方法でもあるのです。

では、それぞれ具体的にピックアップしていくと、まず「規則正しい生活」の基本は早寝・早起きです。睡眠を十分に取り、朝にトイレに行ける時間を作りましょう。十分な睡眠は健康の基本です。寝ている間に腸も休まります。そして、朝にはきちんと朝食を摂り、腸の蠕動運動を目覚めさせ、トイレの時間を習慣付ければ、便秘にはなりません。時間に余裕を持てるよう、生活リズムを整えましょう。

次に、「バランスの取れた食事」です。これは健康に最も影響する最重要事項ですね。3大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)をしっかり摂ることも大切ですが、現代の飽食の時代では、肉や脂質の摂り過ぎが目立ちます。肉や脂は出来るだけ控え、野菜中心の食事を心掛けましょう。

特に、食物繊維は重要です。便量を増やしてくれたり、便の硬さを柔らかくしてくれたり、腸の働きをスムーズに保ってくれるからです。また、腸内環境を整えてくれる乳酸菌なども意識的に摂るのも、便秘予防には効果的です。もちろん水分をたっぷり摂ることも忘れないようにしてください。

そしてもうひとつは「適度な運動」です。これは、排便に不可欠な腹筋などの筋力を鍛えるために大切なのです。また、血行を良くすることで、腸の働きを活発にしてくれます。2重の効果があるわけですね。さらには、肥満の解消になることからも、便秘を始め、その他の生活習慣病予防にもなるでしょう。

こうした生活習慣の改善の他に、もうひとつ大切なことは、ストレスを溜めないことです。ストレスによる便秘は、実はとても多いのです。他にも、便意を感じたらなるべく我慢しないことや、無理なダイエットはしないことなどが便秘の予防に欠かせない生活習慣です。心身ともに健康を保てるような生活習慣を心掛け、やっかいな便秘を予防しましょう。

水分をたっぷり摂って便秘予防!腸からキレイになりましょう

便秘になったら、まずは水分をたくさん摂るというのは常識ですね。逆に言えば、水分をたくさん摂ることで、便秘が予防出来るというわけです。人間が一日に必要な水分というのは、1.5リットルから2リットルといわれています。これは、活動するための代謝に必要な分と、体内の老廃物を溶かして排出するのに必要な分を考えた量です。

水分を摂ると、大腸において便が水分を含み、柔らかくなります。また、便のカサが増すために、腸を刺激し、便意を促します。ですから便秘にならないばかりか、便と一緒に老廃物を取り込んで排出し、腸をキレイにしてくれるのです。逆に水分が不足すると、腸において、摂った食物から水分を奪ってしまい、便が固くなります。これが便秘の状態であり、長時間腸に滞ってしまいます。

すると、腸に溜まった便から有毒物質が発生し、血液を通じて全身を巡ってしまうため、肌荒れ・頭痛・肩こりなどの様々な悪影響を起こしかねません。ですから、水分を十分に摂って便秘を予防することは、とても大切なことなのです。

しかし、ただむやみに摂れば良いというのではなく、摂り方にも工夫が必要です。水分は、大腸において食物繊維に吸収され、便を柔らかくしたり、便量を増やしたりします。ですから、食物繊維を一緒に摂ることで、水分の保持が出来、さらに効果を発揮するのです。

さらに、最も効果的なのは朝の目覚めの一杯です。夜眠っている間に、人間の体は大量の水分を失います。ですから、それを補うべく、朝に水分を摂るのはとても重要なのです。また、夜は腸も眠っています。朝、腸を目覚めさせるためにも水分を摂ることは大切なのです。そして朝の排便習慣を付ければ、便秘知らずの快適な生活を送れるでしょう。

もちろん朝だけでなく、水分の補給は必要です。意識的に摂れるよう、時間を決めて飲むようにしたり、いつも持ち歩いてこまめに飲むように工夫すると良いですね。また、夏や運動前後などは、さらに十分な水分が必要となります。便秘予防だけでなく、健康と美容のためにも、たっぷり水分を補給する習慣を身に付けましょう。

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