便秘

便秘にならない食生活の秘訣はバランス良く!そして規則正しく!

食事というのは、人間が生きていくために欠かせないものです。食べ物を体内に取り入れて、活動や成長のエネルギーにしているからですね。そのために必要な栄養分は消化器官で消化吸収され、全身に行き渡ります。そして残ったカスが、腸から便となって排出されます。つまり便秘というのは、この便の量が少なかったり、出にくくて溜まってしまうことなのです。

ですから、便秘を予防するには、まず正しい食生活を心掛けることだといえるでしょう。正しい食生活とは、「規則正しい食事」、「栄養バランスの取れた食事」を摂ることです。規則正しい食事というのは、3食適量を食べるということです。特に朝食を抜くことは、朝の胃・結腸反射効果を無駄にし、排便のタイミングを逃すことになりかねません。しっかり摂って、排便習慣を身に付けましょう。そして、食べ過ぎが健康に良くないのはもちろんですが、無理なダイエットなどで食事の量が極端に少ないのも便秘の要因となってしまいます。適量を摂ることも必要なので、気を付けてください。

次に栄養バランスの取れた食事ですが、これは野菜中心の食事を心掛ければ大丈夫でしょう。現代の食生活は、肉や脂が中心の飽食の時代です。脂質やたんぱく質は十分なほど摂っているもの。気を付けなくてはならないのが、食物繊維の不足です。野菜・海草・イモ類・豆類などを意識的にたっぷり摂りましょう。それには昔ながらの和食が最適です。玄米や麦を主食にしたり、野菜の煮物、納豆、味噌汁などを基本として、食物繊維を豊富に取り入れてください。食物繊維は便のカサを増やしたり、便を柔らかくしてくれるため、便秘予防には強い味方なのです。

また、乳酸菌やビフィズス菌も腸内環境を整えてくれるため、便秘予防には欠かせません。飲料で摂ることはもちろん、キムチや漬物などからも取り入れられます。しかし、栄養というのはあらゆる食物に含まれています。良いとされる食べ物だけ食べても、決して良い効果は得られません。あくまでも様々な食材をバランスよく摂ることが大切なのです。

また、食生活の一部である水分も、便秘予防には重要です。腸をキレイにし、便を柔らかくしてくれる水分は、意識的にたっぷり摂ると良いでしょう。正しい食生活を身に付けて、便秘知らずの身体をつくってみてはいかがでしょうか。

頑固な便秘には最後の手段の便秘薬?まずはその種類を知りましょう

食生活の改善や、サプリメントの利用でもなかなか治らない便秘には、やはり便秘薬で解消するのが良いでしょう。我慢してそれがストレスになってしまっては、さらに便秘がひどくなる悪循環を引き起こしてしまいます。そうなる前に薬の力を借りるのも一案です。それでは、まず便秘薬の種類についてご説明しましょう。便秘薬は塩類下剤・膨張性下剤・浸潤性下剤・糖類下剤・刺激性下剤の5種類に分けられます。

まず最初に「塩類下剤」です。これは腸内に高浸透圧性物質を入れることで便の水分量を保ち、蠕動運動を活発にします。成分としては水酸化マグネシウムや硫酸マグネシウムがあり、即効性がポイントの便秘薬です。次に「膨張性下剤」です。これは水分を吸収することで便を柔らかくし、便のカサを増やします。それによって腸を刺激し、排便を促します。成分としてはバルコーゼなどがあります。

次に「浸潤性下剤」です。これは、海面活性剤であり、便の表面張力を低下させることで、便を通過しやすい状態にします。成分としてはバルコゾルなどがあります。次に「糖類下剤」です。これは便を酸性化し、浸透圧を上昇させることで蠕動運動を活発にして排便を促します。成分としてはモニラックがあります。そして最後に「刺激性下剤」です。これは、腸壁を直接刺激することで、排便を促します。成分にはアロエ・センナ・大黄があります。

また、これらの他に、自律神経に作用し、腸の蠕動運動をコントロールする働きの、「自律神経作用薬」といったものもあります。自分の便秘の種類や体調に合わせて、副作用が少なくて済む便秘薬を選びましょう。しかし、便秘の解消・予防には、薬に頼らず、食生活などの生活習慣の改善が一番です。あくまでも最後の手段ということを頭に入れておきましょう。

妊娠中の便秘には栄養バランスの取れた食事が何より大事です

妊娠初期の女性の40~50%が便秘になるといわれるほど、妊娠中に便秘で悩まされる女性は非常に多いものです。これは、妊娠時期に大量に分泌される黄体ホルモンの影響が大きいのです。この黄体ホルモンは妊娠時に子宮の収縮を抑えてくれる大切なものですが、同時に腸の筋肉の働きも抑制してしまうため、蠕動運動が低下し、便秘を引き起こしてしまうのです。

また、妊娠中には、身体が水分を溜めこもうとするため、腸からも水分を奪ってしまいます。すると、腸内の水分不足から便が硬くなってしまい、さらに排出しにくくなるため、便秘に拍車を掛けるのです。さらに、子宮が大きくなるにつれて、腸を圧迫することからも、便秘が起こりやすくなってきます。

こうした妊娠中の便秘を防ぐためには、まず食物繊維をたっぷり摂って、腸の働きを活発にしましょう。穀類豆類イモ類・根菜類・海藻類キノコ類などを豊富に取り入れた食事を心掛け、便の量を増やし、蠕動運動を促して、不要物と共に排出させることが大切です。さらにヨーグルトや発酵食品などから、腸内環境を良くする乳酸菌も十分に摂りましょう。

そして、水分をたっぷり摂ることも忘れてはなりません。出来ればマグネシウムなどを豊富に含む硬度の高いミネラルウォーターがより効果的ですが、もちろん普通の水でも良いですし、水が飲みにくいのであれば、お茶や果汁でも良いでしょう。また、食事にスープや汁ものを多く取り入れるのも効果的です。

妊娠中はストレスも溜まりがちですし、いきむのが怖かったりと、便秘の要因がたくさんあります。普段以上に食事に気を付け、健康的に便秘対策をしていきましょう。そして、もし長く改善されないようであれば、便秘のストレスが悪影響を及ぼさぬよう、医師に相談して、適切な処置を仰いでください。

母乳やミルクだけでも赤ちゃんが便秘になるのはなぜ?

離乳食を始める前の、母乳やミルクだけの時期にも、赤ちゃんが便秘になることがあります。水分だけで栄養を摂っているのになぜだろうと思われるかもしれませんが、実は便秘の赤ちゃんは意外に多いものなのです。その一番の原因として考えられるのが、母乳不足です。母乳はどれだけ飲んだかわかりませんね。もし母乳の出が悪くて、足りていないようであれば、当然うんちも少なく、便秘になります。

母乳が足りているかどうかの目安として、まず体重が順調に増加しているかを見るのが一番でしょう。赤ちゃんによって違いはありますが、あまりにも体重の増加が滞っているようなら、母乳不足が原因の場合も考えられます。また、お腹が空いていれば機嫌も悪くなるもの。大人と同じです。他に何も原因が無いのに、ぐずったりする場合は、もしかしたら母乳不足かもしれません。また、授乳時間が30分以上も続くようであれば、母乳が十分に出ていない可能性があります。無理せずミルクを足すことで、便秘が治る場合もあります。

母乳にはビフィズス菌がいっぱい詰まっているので、便がやわらかく、本来であれば便秘になりにくいはずですが、母乳は消化吸収が大変良いため、栄養吸収後のカスが、ミルクの三分の一程度しか出ません。そのため便の量が少なく、便秘になりやすいのです。また、お母さんが食物繊維や乳酸菌など、便秘に良いものを食べたからといって、赤ちゃんの便秘が解消されるわけではありませんが、栄養バランスの良い食事をして、お母さんの栄養状態が良ければ、母乳も質の良いものになり、赤ちゃんへの影響もあるでしょう。

では、ミルクの場合はどうでしょう。よく、ミルクだとうんちが硬くなって便秘になると思われがちですが、決してそうとは限りません。どちらかというと、母乳よりも飲む量が多いことで、便秘になる場合があるのでしょう。ミルクを過剰に飲むと、カルシウム分の影響で便が硬くなる場合もあります。また、メーカーによっても成分は少しずつ違うため、赤ちゃんにも合う合わないがあるかもしれません。

もしミルクの赤ちゃんが便秘の場合は、メーカーを変えてみるのも良いでしょう。また、ミルクを飲ませすぎないように気を付けてください。ひどい便秘であれば、少し薄めに作って飲ませるのも便秘には効果的かもしれません。

母乳の場合でも、ミルクの場合でも、赤ちゃんが便秘になることは難しくありませんが、赤ちゃんによって排便リズムもそれぞれ違うものです。何日も出ないからといって心配することはありません。体重も順調に増え、機嫌も良いのであれば、様子を見ていても大丈夫でしょう。お腹が張って苦しそうだったり、いきんでも出ないようであれば、ミルクで調節するなどの対処をしてみましょう。

子どもの好みにアレンジして、食物繊維たっぷりな野菜中心の食卓を!

大人と同様に、子どもの便秘の予防・解消に一番関係しているのが食生活です。栄養バランスの取れた食事は、便秘だけでなく、あらゆる病気の予防・解消となり、子どもの健康と成長に欠かせない大切なものです。

まず便秘に良いものの代表として食物繊維があります。食物繊維を豊富にメニューに取り入れることで、ほとんどの便秘が解消されるといっても過言ではありません。食物繊維が豊富な食材としては、野菜(特に根菜類)・豆類・イモ類・海藻類などです。野菜は子どもに嫌われがちですが、マヨネーズ味のサラダにしたり、甘いおやつに使用すれば、美味しく食べてくれるでしょう。

豆であれば煮豆や豆ご飯、イモであればポテトサラダやスイートポテト、海藻類であれば味付けのりやわかめ、ひじきご飯など、子どもが大好きなメニューはたくさんあります。特に、生野菜よりは温野菜にした方がアレンジも増え、たくさんの量を摂る事が出来ます。また、どうしても野菜が苦手で不足するようであれば、代わりに果物を多く摂ってもかまいません。

もうひとつ、便秘に効果的な代表として、乳酸菌があります。子どもにとっては、ヨーグルトが一番食べやすいでしょうか。他には漬け物・しょうゆ・味噌などにも含まれていますから、箸休めに漬け物を常に食卓に出したり、しょうゆやみそで味付けした料理を増やすことなどでも十分に摂ることが出来ます。

そして、便秘においては水分も重要です。食事からも水分は摂れますが、さらにスープやみそ汁などをプラスしたり、果汁を利用したり飲ませたりすることで、さらに効果がアップするでしょう。その他では、毎日のごはんに使う白米を、食物繊維の豊富な胚芽米に変えたり、砂糖の代わりにオリゴ糖を使用するといったひと工夫で、随分違ってきます。

具体的に食物繊維の豊富な食材としては、さつまいも・リンゴ・バナナ・ごぼう・トマト・人参・オレンジ・プルーンといったものが挙げられますが、便秘に良いのは食物繊維ばかりでなく、ビタミン・ミネラル・カリウム・カルシウムなども腸の働きを活発にしてくれる大切な栄養素です。

つまり、何より大切なのはバランスの取れた食事です。肉や脂中心の加工食品を出来るだけ避け、野菜中心の、特に昔ながらの和食メニューを心掛けることで、栄養バランスの良い食卓にしましょう。

朝の冷たい水で便秘知らず!?水が便秘を解消するしくみとは

朝の冷たい水が便秘に良いというのは、便秘に悩む方なら聞いたことがあるかもしれませんね。では、本当のところはどうなのでしょうか。答えはイエスです。朝起きてご飯を食べる前に冷たい水を飲むのが理想的です。朝起きてすぐに冷たい水を飲むなんて・・と、抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、実際にストレスなどが原因の痙攣性便秘の方や、冷え性の方には刺激が強すぎるかもしれません。そういった場合には、白湯やホットミルクなどでも効果はあります。

なぜ起き抜けの冷たい水が良いのかというと、腸に刺激を与え、胃腸反射を起こして、蠕動運動を促進してくれるからです。胃腸反射というのは、胃や腸が水や食物などの刺激を受け、脳に信号を送ると、脳から大腸に便意を起こすよう命令をするという反射です。これは胃が空っぽの状態の時に最も起こりやすいため、朝何も食べないうちが効果的なのです。これは、運動不足や筋力低下による弛緩性便秘に最適です。弛緩性の便秘は蠕動運動の低下によって起こりますから、蠕動運動を促進するこの方法の効果が十分にあらわれるのです。

また、水分は便を柔らかくするため、便が腸内に留まる時間も短くなります。つまり、こうした水の刺激プラス冷たい刺激の両方において、効果を発揮するのです。もちろん水を摂るだけではダメです。朝ごはんをキチンと食べるのはもちろん、規則正しい食事を摂ることは大前提です。いくら蠕動運動を活発にしても、便量がなければ意味が無いからです。そして、朝に限らず、水分は十分に摂りましょう。また、水でなく牛乳でも効果的です。

人間は寝ている間に水分を大量に失くします。ですからこうして朝に水を飲むのは便秘ばかりか、健康にも良いのです。水分をたっぷり摂ることは、肌を始め皮膚や粘膜、つまり身体の外側も内側も張りを保ってくれます。さらに、寝ている間に優位に立っている副交感神経から、起きると優位になる交感神経への切り替えのスイッチの役目も果たしてくれるため、身体も活発に動けるようになるでしょう。

このように便秘に有効な朝の冷たい水ですが、出来れば蠕動運動促進の効果があるカルシウムや便の水分含有量を増加するマグネシウムを含むものがおすすめです。こうした成分の濃度が高い硬水のミネラルウォーターだとさらに効果的だといえるでしょう。しかし、何事もやり過ぎは禁物です。効くからといって、飲み過ぎは良くありません。下痢や、血中ナトリウムが薄くなってしまう水中毒を起こさぬよう、適度に朝の冷たい水を続け、便秘を解消し、気持ちの良い朝を迎えましょう。

腸内環境の改善はやっぱりヨーグルトで決まりです!

便秘に効く食べ物と言ったら、まず思い浮かぶのがヨーグルトではないでしょうか。そして乳酸菌という言葉も同時に浮かびますね。ヨーグルトには、ビフィズス菌がたくさん含まれています。ラクチュロスやラクトフェリンといった乳酸菌も含まれ、豊富に体内に取り入れることが出来るのです。

乳酸菌は、善玉菌によって分解されることで、腸内で多量の酢酸や乳酸を発生させ、悪玉菌を抑えます。悪玉菌を減らし、善玉菌が増えると、腸の活動が活発になり、消化吸収を促してくれます。結果、腸内環境が良くなり、便秘に効果があるというわけです。

しかし、この乳酸菌は胃酸などで壊されやすく、腸に届く前にほとんどが死んでしまいます。それでも善玉菌が増えるのは、乳酸菌が住んでいるヨーグルトを食べることで、その住みやすい環境を体内に取り入れることが出来るからです。この環境を取り入れることで、元々腸内にある乳酸菌をふやしてくれるのです。ですから、ある程度続けて摂ることで、効果がさらに上がります。また、出来るだけ食後に食べるということで、胃酸に壊されないで腸に届きやすくなるでしょう。特に、腸の働きを活発にする朝食後なら、より効果的です。

また、生きたまま腸に届くプロバイオティクスのヨーグルトもあるので、そういったものを選べば、もっとダイレクトに腸の乳酸菌を増やすことが出来、より効果があるでしょう。プロバイオティクスというのは、善玉菌を増やす微生物であり、ヨーグルトでいうと「LG」、「LC」といった表示がされているものがそれにあたります。

そして、さらに効果アップを図るのであれば、オリゴ糖と一緒に摂るのがおすすめです。オリゴ糖はビフィズス菌のエサとなり、乳酸菌を、さらには善玉菌をふやしてくれるのです。しかし何と言っても、一番大切なのは毎日続けて食べることです。ある程度続けて食べることで、徐々に腸内の善玉菌が増えていくからです。毎朝、朝食後にヨーグルトを習慣にして、便秘知らずな毎日を過ごしましょう。

早寝・早起き・朝ごはんで毎日の排便リズムを子どもに作らせましょう

便秘というのは、生活習慣によって引き起こされるものです。大きな要因としては、食事・運動・ストレスであり、それは子どもの便秘にもいえます。最近は家族全体の生活スタイルが夜型になっている傾向が強く、健康の基本である早寝・早起き・朝ごはんがキチンと出来ていない子どもが多いのです。こうした生活習慣の乱れによって、朝の排便リズムが作られずに、便秘になってしまうわけですね。

便秘にならないために一番重要なのは、食生活です。現代は飽食の時代であり、肉・油・甘いもの・ジャンクフードが溢れています。子どもたちが大好きなものばかりですね。こうした食生活の欧米化によって、子どもの食生活も大きく変わってきているのです。食物繊維や乳酸菌が豊富な、野菜中心の和食が食卓から消えるほど、栄養バランスが悪くなり、便秘の子どもが増えているといえます。

昔ながらの和食をお手本にして、食物繊維たっぷりな食事を、子どもと一緒に摂るようにしましょう。偏食や小食を治すより、まずは楽しい食事タイムを作ることが大切です。そして、何より時間に余裕を持って、朝ごはんをしっかり食べることで、朝の排便リズムを作ってあげてください。

もう一つ子どもの便秘の要因として大きなものに、運動不足が挙げられます。今は遊ぶ場所が少なくなり、さらにゲームの普及から、子どもたちが外遊びをしなくなってきています。また、家族でのライフスタイルも車中心となり、歩くことが少なくなっています。学校でも同様に、休み時間を教室で過ごす子どもが増えているのです。運動不足になると、便を出すのに必要な腹筋力が低下したり、更には腸の蠕動運動の低下も招きます。出来れば外遊びの機会を増やせるよう、週末のレジャーを見直してみるのも良いですね。

また、便秘の要因として意外に大きいのがストレスです。家庭や学校において、ストレスを抱える子どもは結構多いものなのです。大人よりも、些細なことで深刻になってしまう場合が多いでしょう。ストレスがたまると、自律神経の乱れから、消化器官の働きが低下してしまいます。腸の働きも弱まり、便秘になってしまうのです。こうしたストレスの緊張状態が続くと、慢性の便秘になってしまいます。ストレスを取り除き、リラックスさせてあげることで、腸の働きを活発にしてあげましょう。

このように、子どもの便秘には生活習慣が大きく影響しています。家族みんなが「規則正しい生活」、「栄養バランスの取れた食事」、「適度な運動」をキチンと心掛け、しっかり予防・解消してあげてください。

それぞれの特徴を知り、自分にあった便秘薬を選ぼう!

出来れば服用せずに解消したい便秘薬ですが、長期間改善されないのであれば、身体の為にも薬を飲んで治しましょう。ビオフェルミンやミヤbmが身体に優しい便秘薬であることはご説明いたしましたが、その他にも市販の便秘薬にはとてもたくさんの製品があります。テレビのCMでも毎日のように見かけることだと思います。

まず、便秘薬にも種類がありますが、膨張性下剤としては、サトラックスやウィズワンがあります。ウィズワンは、プランタゴ、オバタの種皮とセンノシドの生薬が配合され、食物繊維が水分を吸って腸で膨らみ、排便を促します。

また、刺激性下剤としては、ビューラックがあり、腸に直接刺激を与えるビサコジルを主成分としています。同様にビサコジルを主成分とするものに、スル―ラックやコーラックがあります。スル―ラックは他にセンナや大黄の成分であるセンノサイドカルシウムを含み、副交感神経に作用する働きもあります。どれも蠕動運動を活発にし、便を柔らかくしたり、腸内環境を整える効果も併せ持っています。

浸潤性下剤を含むものにはサトラックスやコーラックがありますが、浸潤性下剤自体は効き目が弱いため、他のものと併せて使用されているのです。そして塩類下剤にはミルマグがあり、便を柔らかく、自然に排便へと促します。

また、こうした下剤とは違い、漢方薬を主成分とした便秘薬もあります。有名なものとして、新コッコアポA錠は防風通聖散を主成分とし、長期間服用によって効果を発揮します。そして大正漢方便秘薬やタケダ漢方便秘薬は、大黄甘草湯を主成分とし、大黄で腸を刺激し、甘草で腹痛を抑えます。

このように、便秘薬にも色々種類があるので、医師や薬剤師と相談し、自分の便秘に合った薬を選ぶことが大切です。そして忘れてはならないのは、便秘薬はあくまでも一時的に排便を促すものであり、決して便秘を解消・予防するものではないということです。まずは食生活の改善・適度な運動・ストレス解消によって、便秘を根本から解消・予防することを心掛けましょう。

便秘にはなりたくない!どうしたらいい?

女性に多い便秘ですが、肌が荒れたり、お腹が張ったりと、不快感を伴います。出来れば便秘知らずに毎日を過ごせればどんなに良いでしょう。でも、それは生活習慣の改善によって十分可能です。そんなに無理なことはありません。少しずつ気を付けるだけで、便秘から解消されるのです。

まず、便秘の一番の要因となっている食生活を改善しましょう。ダイエットで小食を続ければ、腸の蠕動運動が低下しますし、食物繊維や水分が少なければ、便秘になります。栄養バランスの取れた、食物繊維たっぷりの食事を、3食規則正しく食べる事こそが、何より便秘の予防となり、規則正しい生活により、排便のリズムも良くなります。特に腸の動きを活発にする朝食は、欠かさないようにしましょう。

そして、生活習慣で食事の次に大事なのが運動です。肥満を防ぎ、健康な身体を保つことはもちろん、筋力、特に腹筋をつけることで、便秘が解消されます。筋力の弱い女性に便秘が多いのには、この筋力の弱さが原因となっている場合が多いのです。ウォーキングや水泳などの有酸素運動を、毎日適度に続けることが大切です。

また、便秘の要因として大きいのがストレスです。自律神経の乱れによって、便秘を引き起こすからです。また、便秘の不快感がさらにストレスを生む悪循環になりがちなので、自分なりの気分転換を図り、環境の改善によってストレスの軽減をしましょう。

そして、これも女性に多いのが、便意が起きても我慢してしまうことが多いということです。朝時間が無い時はもちろん、外では恥ずかしくてなかなかトイレに行けない方が多いですね。便意を我慢すると、脳への信号が低下してしまい、便意を感じにくくなったり、腸内に長時間溜まることで、便が固くなり、さらに出にくくなってしまうのです。出来れば朝余裕を持って起き、毎日の排便を習慣付けることが一番です。

このように、やっかいな便秘にならないためには、生活習慣・生活リズムを整えることが第一です。逆に言えば、それだけを心掛ければ便秘にはならないというわけです。毎日出ないからといっても、お腹が張ったり残便感があるなどの不快症状が無ければ、便秘とは言いません。自分なりのリズムだと思って神経質にならないことも、便秘にならない秘訣でしょう。

<1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 >