赤ワインで便秘になる理由

美容と健康に良い赤ワインが便秘には良くない理由とは

赤ワインはポリフェノールが豊富で、美容と健康に良いため、特に女性には人気がありますね。色素成分であるポリフェノールには、高い抗酸化作用があり、動脈硬化などの生活習慣病を予防してくれます。また、赤ワインに含まれるカリウムは、新陳代謝を良くする働きがあり、肌をキレイにしたり、ホルモンの働きを促進するなど、美容にも効果を発揮します。女性には嬉しい効果ですね。

しかし、このカリウムは、腸の蠕動運動を弱めるという働きもあり、実は便秘にはあまり良くないとされています。さらに、カリウムは利尿効果が高いため、せっかくの有効成分が体外に排出されやすいのです。しかも赤ワインはアルコールですから、利尿効果はさらに高いと言えます。

まず、赤ワインというのは、ブドウを皮つきのまま発酵させたもので、大腸菌やサルモネラ菌に対する抗菌力が強いという働きを持ちます。そして、この赤ワインに大量に含まれる成分のひとつに、タンニンという渋みのもととなる成分があります。渋柿に入っているのと同じ成分です。

このタンニンは下痢止めとしてよく使用される成分で、つまり便秘を引き起こす成分でもあるのです。カリウム以上に、便秘に良くないと言われる成分であり、実はそのために、赤ワインは便秘に悪い食べ物に挙げられることが多いのです。

タンニンは、体内において、たんぱく質の成分を変え、細胞や血管を収縮します。そして、腸の粘膜に特殊な膜を作ることで、腸への刺激を弱め、便意を低下させてしまうのです。鉄分の吸収を妨げることからも、間接的に血行を悪くし、便秘の要因である冷えを引き起こすことも無いとはいえません。

どちらにしろ、赤ワインはアルコールです。脱水症状を引き起こしやすいという点からも、飲み過ぎは明らかに便秘を引き起こしますし、決して身体に良いとはいえません。リラックス効果や、ポリフェノール効果を活かすためには、適度に飲むことが大切なのです。上手に飲んで、健康と美容に役立ててください。