便秘と食事の関係

便秘に効く食事の取り方、キーワードは「空腹」

お通じが私たちの健康と美容にどれだけ大きな影響を与えるのかということは、女性のみなさんなら誰でもご存知のはず。便秘にならないようにと意識をしながら食事を取っていても、ちょっとしたことですぐお通じが遠くなってしまったりします。

特に女性は男性より便秘になりやすいとされています。それは女性ホルモンと筋力が関係しています。女性ホルモンには黄体ホルモンと卵胞ホルモンの2つが存在しますが、黄体ホルモンの分泌が活発になる黄体期は腸のぜん動運動が鈍くなります。そのため通常より便秘になりやすい期間だと言われています。黄体期は排卵後から次の生理が始まるまでの期間です。

次に、女性は男性に比べ筋力が少なく、排便をスムーズにするための筋力不足のため便秘になるという見方もあります。

さまざまな条件から女性は便秘になりやすい生き物ではありますが、なるべくならば毎日スッキリ快適な暮らしを続けたいですよね。今回は便秘にならないための適切な食事法についてご紹介したいと思います。

多くの方が間違った考えを持っていらっしゃることから正していきましょう。多くの方が「便秘はたくさん食べることによって便を押し出して解消する」、「食べる量が少ないために便秘になる」と考えているようですが、それは大きな間違いです。正しくは、便秘を解消するためには「空腹感」をしっかり感じることが大切であるということ。

腸は空腹時こそ活発に活動をするのです。食べ物は口から入り、胃、小腸、大腸と順番に消化をされていきます。口から入ったものが胃の中で完全に消化され、次のステージへ進むまでに3時間はかかるとされています。前に食べたものの消化がしっかり終わっていないのに次の食べ物をまた胃の中へ入れてしまうということを繰り返すと、胃は常に働いている状態になってしまいます。そうなると体のエネルギーはずっと胃に集中をしてしまいます。小腸や大腸の動きが鈍くなってしまうのです。

腸の動きを活発にさせるためには、胃を空っぽの状態にして、腸に消化のためのエネルギーが向くようにしなければならないのです。

近代日本人の胃腸は比較的弱いとされていますが、それは働かせすぎが原因なのではないでしょうか。基本的に食べすぎなのです。飽食の時代、食べ物が溢れている日本ではあまり食べることを大事にしなくなったような気がします。一度一度の食事をありがたく、ゆっくりいただけば、少しの量でも十分満足して食事を終えることができます。その後しっかり体に消化活動を頑張ってもらって、空腹を感じたら次の食事をまたいただく。当たり前のことのようで、意外とできていないのではないでしょうか。

便秘を解消するキーワード、「空腹」。だまされたと思って試してみてください。体がすっきり軽くなる感じを実感することができます。