便秘で死ぬことがあるのか

便秘で死亡することも?便秘はほうっておいてはいけません!

便秘というものはとても辛いものです。日本にはどれだけ多くの方が便秘で悩んでいることでしょうか。それは世間に溢れている便秘解消法の多さで知ることができます。便秘にならない生活スタイル、便秘にならないための食生活、便秘になったときに飲むお茶や薬などさまざまがあります。

便秘で苦しい思いをしている人は多くいるはずなのに、実際に病院で診断を受ける人というのは少ないようです。便秘が「恥ずかしい」と考えるのも1つの理由としてあげられますが、便秘を「病気」として考えていないということも大きな理由となっています。

「いつか治るだろう」、「どうしても治らないときには下剤を飲んでしまえばいい」など、安易に考えている方が非常に多いように見受けられます。

しかし、便秘を甘く見てはいけません。放っておくと命を脅かす事態になりかねないのです。

「腸閉塞」という病気をご存知でしょうか。腸閉塞とは、何らかの理由により、食べ物や消化液の流れが小腸や大腸で滞ってしまった状態のことを言います。すなわち、「便」が詰まってしまっているということです。腸が膨張して張ってくるため、お腹が張って痛くなり、内容物が肛門から排出されないため、上の方向へ逆流し吐き気を催し嘔吐することもあります。

腸閉塞になる原因はさまざまです。腹部の手術を受けると腸が癒着してしまうことがありますが、そのときに腸が折れ曲がったりねじれたりすることによって腸閉塞を引き起こすことがあります。大腸ガンなど、腸の内部の問題で閉塞を引き起こす可能性もあります。

便秘がひどくなると、便が上手く排出されず腸に長く留まることによって、どんどんと水分が抜かれ、自然の力では排出できないまでになってしまいます。直腸の辺りでカチコチに固まってしまった便が栓をしてしまい、食べたものがどんどん体のなかで溜まっていってしまいます。

通常腸閉塞にまで及んでしまう便秘というのは、自力での排泄が難しい高齢者によく見られる症状ですが、まれに比較的若い年齢の方でも便秘により腸が閉塞してしまうことがあります。腸閉塞の症状としては最初に激しい腹痛と吐き気・嘔吐が起こります。ひどい場合は顔面蒼白、冷や汗、脈や呼吸も弱く早くなり、ショック状態に陥ります。ショック状態になると手の施しようがなくなってしまいます。

便秘が長く続き、キリキリとした腹痛、吐き気を感じるようになったらすぐに病院で診察を受けるようにしましょう。早めの対策を講じさえすれば、便秘は死亡事故を起こすような深刻な状態になることはまずありません。普段から便秘にならないような生活を心がけましょう。