漢方をあなたに合わせて活用する

体質や便秘の症状に合わせて漢方を使い分けていきましょう

便秘に効く万能な漢方はありません。個人の体質や症状に合わせて何種類かを混ぜ合わせた漢方薬を飲むという形になります。よって、便秘に効く漢方薬なら、どれでも効果があるわけではないのです。また、薬であるがゆえに、種類によって飲み・食べ合わせが悪いものも当然あります。自分自身の症状を十分に見分けた上で自分に合う漢方を服用することがよいとされています。

漢方の視点で便秘は大きく5つに分かれます。濃い味の食べ物・飲み物を好む熱タイプ、ストレスをため込みやすい気滞タイプ、栄養失調ぎみの気虚タイプ、腸内の水分量が足りていない血虚タイプ、冷え性の寒タイプという分類されます。ただ、自分自身をどのタイプであるのかを見極めるのは難しく、季節や現在の状況によって今までのタイプが知らず知らずのうちに変化することも考えらます。

症状を診断するのは「望診」「聞診」「問診」「切診」という4つの診察で行われます。目で目・舌・爪や顔色など見て、声や呼吸音を聞いたり、口臭を嗅いだり、直接脈やお腹に触れることで現在の状況をある程度把握します。そこから、患者さんと症状や普段の生活について話をすることでタイプを定めて、現状に応じた漢方薬の処方がなされます。

専門医は、これまでの経験をもとに様々な角度から考慮して症状の最終的な判断をします。もちろん医師によって経験も異なってくることからも、A医師とB医師が判断する症状が異なる時もあるかもしれません。ただ、何かあった場合、効き目がなかった場合には再度アドバイスをもらう・現在の状態を改善する処置をすることも可能なのです。自らの思いこみによってタイプを判断したり、その薬の特徴を理解することなく服用することは誤った副作用を引き起こすことにもつながりかねません。自分の現在の状態に合った漢方薬で便秘の改善に役立てましょう。