赤ちゃんや子どもの便秘

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学校では恥ずかしくてトイレに行けない・・我慢が便秘の要因です

子どもの便秘には、うんちを我慢してしまうことが原因となっていることがよくあります。うんちが硬くて、排便時に痛いために我慢してしまうというケースもありますが、もうひとつよくあるケースとしては、トイレに行くのが恥ずかしいという理由で我慢してしまう場合です。

集団生活をしている子どもたちにとって、昼間は学校で過ごす時間が長いですから、当然便意を催すこともあるでしょう。しかし、冷やかされるかもしれないと思ったり、まして授業中に行きたくなっても、恥ずかしくてなかなか言い出せないものです。

しかし、このように便意をいつも我慢してしまうと、そのうち便意自体を感じなくなってしまい、慢性の便秘になってしまいます。人間は、食べ物が体内に入ると、胃が刺激され、腸の蠕動運動が促されます。すると、排便しなさいという命令が、大脳に伝わって、便意を感じるのです。こうした胃・結腸反射によって排便をするしくみが成り立っています。

ですが、この命令を無視し続けて、便意を我慢していると、そのうち命令が送られなくなってしまい、便意を感じなくなってしまうのです。これではさらに便秘がひどくなってしまいますね。しかも、便意を我慢していると、腸の中に便が長時間留まり、便がさらに硬くなるばかりか、悪玉菌が増加し、有毒ガスを発生させていまいます。

この有毒ガスは、腸壁から血液を通して全身を巡るため、健康を妨げる結果になってしまうのです。成長過程の子どもにとっては、大人以上に避けたい状態ですね。こうした状態にならないためには、家に居る時間にキチンとうんちが出来る排便リズムを作ってあげることが大切です。

それには、規則正しい生活と、バランスの取れた食生活が基本です。毎朝時間に余裕を持って起き、キチンと朝食を食べて、排便を促しましょう。こうした排便のリズムを作ることで、毎日元気に学校生活を送れるでしょう。

出来れば避けたい浣腸も、赤ちゃんの頑固な便秘には強い味方です

赤ちゃんの便秘の原因としては、母乳不足・ミルクの飲み過ぎ・離乳食での食物繊維不足・水分不足・運動不足などが挙げられます。出来ればこうした要因である生活環境を改善して、予防・解消してあげたいものですね。しかし、そういったことを改善しても、すぐに便秘が解消されるわけではなく、しかも体質によっては、生活習慣に十分気を付けても、便秘になってしまう赤ちゃんもいます。

そうした時には、マッサージや、綿棒でお尻を刺激することによって、うんちを出してあげるのが良い方法です。実際、ほとんどの赤ちゃんがこうした方法で便秘を解消できるものですが、それでも解消されない頑固な便秘には、大人と同じように、やはり薬が必要な場合があります。

もちろん、赤ちゃんに便秘薬を使うには抵抗があると思いますが、便秘が悪化し、赤ちゃんが痛がったり、苦しんだりするようであれば、薬で便を出してあげた方が良いでしょう。ひどくなると解消が困難になってしまい、病院へ行くことになってしまいますし、病院へ行ったからと言って、解消されるわけではありません。出来ればひどくなる前に薬で出してあげましょう。

赤ちゃんは薬が飲めませんから、便秘薬は浣腸によって使用します。一番多く使われているのは市販のイチジク浣腸ですが、他にも色々あります。浣腸にはグリセリンという成分が入っていて、腸内に入ると、腸壁から水分を出すことで蠕動運動を促してくれます。また、この成分は便を柔らかくし、滑りを良くする働きがあります。こうしたグリセリンの働きによって、便が排出されるのです。

赤ちゃんにこの浣腸をする場合は、まずお湯の中に入れ、体温と同じくらいになるまで温めます。そして、おむつ替えの姿勢で、実際にお尻の下にオムツなどを置き、すぐにうんちが出た場合に備えます。使用するのは子供用の浣腸で、その約半分ほどを使用し、残りは捨ててください。だいたい3分~10分ほどで効果があらわれます。この即効性が、浣腸の最大の魅力でしょう。

浣腸は、心配されるほど癖になるものではありませんが、やはり薬には違いありません。出来れば使用せずに済むように、母乳やミルクの量・水分・離乳食のメニューなどの改善をし、ひどい便秘にならないようにすることが、何より大切でしょう。

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