便秘についての基礎知識

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どうして便秘になるのだろう?普通に生活してるのに!?

便秘というのは、お腹が張ったり、便を出してもスッキリしなかったりと、本人が不快感を持った状態ですが、ではなぜこうした状況が生まれるのでしょうか?その理由は大きく分けると生活習慣とストレス、そして女性においては生理周期に関係しています。

まず生活習慣ですが、これは主に食事が関係しています。欧米化の食生活によって、明らかに食物繊維が不足した結果、便秘に悩む人も急増しました。腸内に便が溜まると、腸内に悪玉菌が増加し、有害物質を発生させます。それが血中へと運ばれ、全身を巡ります。便秘になると、肌荒れや黒ずみを招くのもこのためです。便秘になりやすい女性にとっては大敵ですね。食物繊維の不足は、善玉菌の不足を招くことから、この憎っくき悪玉菌を増殖させてしまうのです。

また、生活習慣として、運動不足が挙げられます。適度な運動は、身体を健康に保ち、肥満を解消、第一に筋力をつけてくれます。筋力の中でも、特に腹筋は便秘解消にとても重要で、この筋力不足こそが便秘の要因の一つともいえるでしょう。脂肪を燃焼するような有酸素運動と共に、腹筋運動をすることで便秘も解消されるのです。

そして、ストレスもまた便秘の原因として大きな要素となっています。胃腸は精神的な影響を受けやすく、さらに自律神経にも影響を与えます。機能性の便秘は自律神経の乱れが関係していますから、ストレスと便秘は深く関わっているのです。仕事や家庭で人間関係などのストレスを溜めこんだ結果、便秘を招いているケースは多いものです。自分なりの気分転換を見つけ、心身ともに健康を保つことで、便秘の不快感も減るでしょう。

そして、便秘が女性に多いのは、月経との関係が大きいからです。排卵から月経前までに分泌される黄体ホルモンは、腸の蠕動運動を低下させるのです。また、このホルモンは、水分を体内に溜めこもうとするため、どうしても腸の水分不足を引き起こしてしまうのです。結果、便秘になってしまうのですね。

また、特に女性においては、外で便を出すのは恥ずかしいということから、トイレに行きたくても我慢しがちです。中には忙しい朝は出さず、外でも出来ないので、週末だけしか便を出さない女性もいるのです。これでは便秘になるのも無理はありません。水分と食物繊維をたっぷり摂って、朝にすんなりと出せるようにしたいものですね。

生理前になると便秘になるのは余計に憂鬱!なんで?

便秘は一般的に女性に多いといわれています。特に、普段はそんなことはないのに、生理前になると便秘になってしまうという女性は少なくありません。これは、女性ホルモンの影響によるものです。よく生理前になると、腹痛や頭痛、乳房の張り、また頭痛やイライラといった、様々な不快症状が現れたりすることはありませんか。こういった生理前の様々な症状は「月経前症候群」と呼ばれ、女性のほとんどが何かしらの症状を訴えるとされています。

なぜこうした症状が現れるのかというと、生理前に増える女性ホルモンである黄体ホルモンが関係しているのです。黄体ホルモンというのは、腸の蠕動運動を低下させてしまう働きがあるのです。また、この黄体ホルモンの活発な生理前は、妊娠時の状態と同様に、水分を体内に溜めこもうとするため、腸からも水分を奪ってしまいます。すると腸の水分不足によって便が固くなって、便秘になってしまうというわけです。

また、この時期には糖の代謝機能も乱れるため、つい甘いものを摂り過ぎたりと、食生活も乱れがちになります。それも便秘を引き起こす一要因となっている場合があります。ただでさえ月経前症候群によって、ストレスも溜まりがちなので、十分に気を付けたいものですね。肌荒れなどの二次災害まで引き起こしかねません。それでなくとも憂鬱な生理前の便秘は、出来れば回避したいものですね。

こうした生理前の便秘を防ぐには、まず第一に水分をたっぷり摂ることです。黄体ホルモンに対抗して、奪われる分の水分を補いましょう。特に、便秘に効果的なマグネシウムが含まれた、硬度の高いミネラルウォーターなどはさらに効果的です。また、腸の善玉菌を増やす食物繊維や乳酸菌飲料も十分に摂って、腸内環境を整えることで、腸の運動を活発にしましょう。

そして、何よりこうした毎月の症状を軽減するためには、普段から食生活などの生活習慣をしっかり管理することです。栄養バランスの取れた食事と、適度な運動、そして環境の改善によってストレスを軽減させることがとても大切であり、こうした基本的なことによって、心身ともに健康を保つ事で、生理前の便秘も避けることが出来るでしょう。

美容に大敵な便秘の解消は生活習慣の改善で!

便秘が美容に悪いということは、誰でもなんとなくご存知だと思いますが、それは何故でしょうか。便秘になると、腸の代謝は悪くなります。すると、全身の代謝が悪くなり、排出されるべき脂肪や水分などの老廃物が排出されにくくなってしまいまいます。腸というのは、脳からの指令を受けずに自ら動いていて、食べ物の栄養分を吸収し、不要な物を排出する働きをしているのです。つまり、身体全体の健康をコントロールしているわけですね。

このような代謝の悪さから老廃物を溜めこむと、太りやすいばかりか、むくみやたるみの原因にもなります。これが便秘が美容に悪いといわれる最大の原因ではないでしょうか。老化にもつながる、女性には深刻な問題だといえるでしょう。

また、便秘によって腸に便が長時間溜まると、悪玉菌が増え、有毒ガスが発生します。この有毒ガスは、腸壁から血液のながれに乗って全身を巡ります。すると、肌荒れ・にきび・頭痛・肩こりといった全身の症状を引き起こします。特に有毒ガスが肌にあらわれる肌荒れやにきびは、女性の美容にとっては大敵ですね。

もちろん腸内に有毒ガスが溜まると、当然お腹が張り、お腹がポッコリと出てしまいます。こうした症状も、スタイルを気にする女性にとっては大変気になる問題でしょう。このように、便秘は女性の美容にとって、百害あって一利なしなのです。

こうした便秘の悪影響を受けないためにも、栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。特に、便の量を増やし、便を柔らかくしてくれる食物繊維や、腸内環境を良好に保ってくれる乳酸菌などをたっぷり摂って、腸の働きを活発にしましょう。腸が元気であれば、全身が元気であり、もちろん健康と美容に最適な状態になります。

そして、便秘の要因ともなるストレスも溜めこまないようにしましょう。ストレスが溜まると、自律神経が乱れ、腸の働きが低下します。ストレスの原因を取り除いたり、気分転換でリラックスを図ることで、ストレスを軽減することが大切なのです。

生活習慣を改善して、美容に大敵な便秘を予防・解消し、美容のみならず、健康にとっても最高の状態を心掛けましょう。

便秘に定義はなし!?人それぞれの排便習慣を重んじるべし

便秘という言葉は毎日のようにテレビCMでも聞かれるように、大変にメジャーなものですが、そもそも便秘の定義とは何でしょう。正解は、「ナシ」です。便秘には正確な定義はありません。何故なら、排便習慣そのものが、人によって一人一人違うからです。

日本内科学会では、「3日以上排便が無い状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」と便秘のことを定義しているので、これが定義といっても良いのでしょうが、これは正しいとは言い切れないのです。この定義のとおり、一般的には3~4日以上排便がないと便秘といわれるようですが、普段から排便の間隔が3日以上であっても、それでも便がすんなりと出て、すっきり感があるのであれば、それは便秘とは言えないからです。

排便の回数や便の量は人によって違うため、その人の排便習慣において遅延した状態である場合が便秘となるのです。具体的には、便量の減少、便が硬化、排便困難、残便感、腹部膨満感といった症状が何個かあると便秘だと思っていただければ良いでしょう。基本的に、排便間隔が不規則になったり、便の水分の含有量が低下した状態が便秘といえます。

あくまでも便秘というのは、便の排泄が困難になっている状態であり、これが定義というには一番適切でしょう。そもそも便秘というのは病気の名前ではなく病気(便秘症)の症状のことなのです。ですから定義そのものがないのが当たり前ともいえるでしょう。

さらにわかりやすく言うと、例えば毎日便が出なくても、規則的にスムーズなもので、満足感があるのであれば便秘ではありませんし、毎日便が出ても、排便に苦労したり、残便感があるのであれば便秘だといえます。その他、お腹がはったり、ガスがたまったりといった不快感があれば、それはその人にとっての便秘の状態なのです。

普段から野菜などをたっぷり摂って、食物繊維の豊富なバランスの良い食生活を心掛けましょう。また、ストレスの軽減など、生活習慣と環境習慣を改善する事で、不快感を伴う便秘を解消することが大切ですね。

腸を元気にして若返り!?便秘解消で老化も予防!

便秘に悩む女性はとても多いものですね。便秘はそれ自体が不快なものですが、さらに便秘によって肌荒れや老化といった悪影響まで表れます。女性にとっては大敵なものでしょう。出来れば便秘知らずの健康な身体を保ちたいものですよね。では、何故便秘によって肌荒れや老化といった悪影響が表れるのでしょうか。

便秘になると、腸内に便が長時間溜まり、悪玉菌が増殖し、有毒ガスを発生させます。この有毒ガスは、腸壁から血液を通じて全身を巡ってしまいます。すると、肌荒れや頭痛、肩こりといった老化に繋がる症状が起こってしまうのです。つまり、腸は身体全体の健康をコントロールしているのです。

腸は脳からの命令を受けることなく自ら働き、食べ物の栄養分を吸収し、不要物を外に排出します。この代謝機能が全身に影響を及ばしているのです。便秘によって腸の代謝が悪くなると、身体全体の代謝が悪くなり、老化傾向に陥ります。ですから、腸を活発化することで、若返りの効果があるというわけです。

腸を活発化するには、食物繊維乳酸菌がたっぷりな食事が第一です。栄養バランスのとれた食事を規則正しく摂ることが、便秘、強いては若返りに効果を発揮します。また、加えて適度な運動によって筋力を鍛えることも、脂肪燃焼によって代謝を良くするため、便秘・肥満・老化の予防に効果的です。

そして、もうひとつ大切なのがストレスの軽減です。ストレスによって自律神経が乱れると、交感神経が優位に立ち、腸の働きも低下します。なるべくストレスを軽減し、心身ともにリラックス状態にすることで、副交感神経を優位にし、腸の働きを活発にしましょう。

このように、「栄養バランスの取れた食事」、「適度な運動」、「ストレスの軽減」によって、腸の働きを活発にすることで、全身の健康と美容を保ちましょう。元気な腸で、便秘・老化を予防し、若返りの効果を発揮出来ることでしょう。

大腸には毒がある!?悪玉菌の増殖による有毒物質の悪影響とは

大腸の毒というものをご存知でしょうか。腸内細菌である悪玉菌が発生させる有毒物質の事です。この毒は、腸から血液を通して全身に回ります。そして肌荒れや肩こり、頭痛などを引き起こすやっかいなものなのです。では、この毒はどのように発生するのでしょうか。

まず、人間の腸には常に莫大な種類と数の腸内細菌があり、善玉菌と悪玉菌に分かれます。善玉菌というのは、ビフィズス菌や乳酸菌の名で良く知られる通り、腸内を酸性に保ち、外からの有害物質を抑制し、免疫力を高めてくれる頼もしい味方です。健康な腸では悪玉菌を抑制して優位に立っているため、便も正常な状態です。

しかし、野菜不足で肉中心の食事を続けていると、食物繊維が足りず、たんぱく質や脂質を好む悪玉菌がどんどん増殖してしまいます。すると善玉菌より優位に立ってしまい、様々な弊害が生じてくるのです。まず、大腸菌・ウェルシュ菌・ブドウ球菌などに代表される悪玉菌は、たんぱく質を分解して硫化水素・フェノール・アンモニアなどの有毒物質を作り出します。こうした有毒物質は、腸内をアルカリ性にして、免疫力も低下させてしまいます。

悪玉菌によって腸の活動が弱まると、便が腸内に長く溜まり、さらにその溜まった便をエサに悪玉菌が増殖するという、悪循環に陥ってしまうのです。この悪玉菌の増殖によって便秘や下痢を引き起こすのですが、便秘になると毒素が溜まるのはもちろんのこと、下痢になっても毒を含んだ便は溜まったままになります。こうした便の腐敗が進むと、毒はどんどん体内に流れ、さらに腸内において発がん物質となる場合もあります。大腸の毒は決して侮れないというわけです。

付け加えると、この毒は、意外なことにストレスによって発生することも多いのです。ストレスによって自律神経が乱れると、胃酸の分泌が低下します。すると、食物の細菌の殺菌が不十分なまま腸へ運ばれます。つまり悪玉菌が退治できない状態で腸に到達するため、腸内の悪玉菌が増えてしまうのです。

こうした悪玉菌による毒の発生は、前途の通り、全身に影響を及ぼし、生活習慣病の元となる油断ならないものです。普段から野菜中心の食事を心掛け、生活習慣を改善して、腸内細菌のバランスを整えるとともに、環境改善によって、ストレスの軽減をすることも大切なのです。

若い頃はそうでもなかったのに・・最近やたらべんぴがちなのはなぜ?

便秘というと、若い女性のイメージがありますが、実は加齢と共に便秘になるという方も多く、お年寄りでは定番の悩みともなっています。何故加齢によって便秘になってしまうのでしょうか。それは、主に筋力の低下によります。この筋力の低下というのは、腹筋などの身体の表面のものだけに限らず、胃腸などの身体の内臓の筋力も含みます。

加齢によって、当然ながら胃腸の機能は低下します。もちろん大腸の筋力も衰えるため、蠕動運動が弱まり、その結果、便が腸内に長時間滞留してしまいます。このため水分がなくなり、便が硬くなってしまうのです。いわゆる弛緩性便秘です。もともと女性や子供など、筋力の弱い場合に起きるこの便秘は、高齢者にも多いのです。

また、高齢になるとともに、腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増えることも加齢による便秘の要因となります。悪玉菌は有害物質を作り、便秘を引き起こすのです。これは胃腸機能の低下のひとつでもあります。そしてまた、高齢になると、どうしても薬を常用する方が増えてきます。常用薬の副作用によって便秘を引き起こしている場合も意外に多いものなのです。

さらに、加齢と共に食事の量も減りがちですし、つい消化の良い食べ物を選びがちになります。すると食物繊維も少なくなり、さらに水分を摂ることも少なくなることからも、便秘になりがちになってしまいます。

そして、加齢によって起こる便秘の原因として運動不足も外せません。高齢になると、どうしても運動量が低下してしまいますが、それも筋力の低下を招く悪循環となります 。特に腹筋力の低下は、ダイレクトに排便困難となってしまいます。これらの理由から、加齢による便秘が起こりやすいのです。

通常は、ひどい便秘になると便秘薬に頼りがちになりますが、便秘薬というのは体力の低下を招きます。原因自体が体力の低下である加齢性の便秘にはあまり良くはありません。出来るだけ食物繊維の豊富な食事を心掛け、またウォーキングや腹筋などの運動を毎日無理なく続けるなど、生活習慣の改善によって症状を軽減させましょう。加齢による慢性の便秘には、それに勝る薬はないのです。

産後のデリケートな体に便秘は大敵!水分をたっぷり摂って解消しよう

産後のお母さんの身体はとてもデリケートです。約1か月は、骨盤や子宮が急速に戻る時期でもあり、子宮からは、分泌物が排出され続けます。この時期を産褥期と言われ、安静が必要です。この時期に無理をすると、昔から産後の肥立ちが悪くなるとされ、その後の身体の回復が遅くなってしまうのです。

この産後には、子宮が戻る痛みなどの他に、便秘に悩まされる方も多いものです。産後は母乳育児が始まりますが、母乳が出ている間というのは、水分が優先的に母乳に取られます。ですからお母さんはその分、水分を余分に摂らないと、自分の身体が水分不足となってしまい、便が硬くなり、便秘になってしまうのです。

また、出産時の会陰部の傷が痛かったり、妊娠中からの腹筋の低下もあって、なかなかいきむことが出来ずに、便を排出出来ないという理由も大きいでしょう。加えて、出産時のいきみや、妊娠中からの子宮の圧迫による肛門付近のうっ血が原因で、痔になる方はかなり多いのです。痔が痛むのも、同様にいきめなかったり、便を出すのが怖くて敬遠しがちになってしまいます。

そしてもう一つ、産後のお母さんが便秘になる大きな要因として、赤ちゃんの育児があります。赤ちゃんの世話は24時間休む暇がありません。ゆっくりと、トイレの時間を取ることも出来ないのです。赤ちゃんが泣けばタイミングを逃したり、途中で出て来なければなりません。このように便意を我慢しているうちに、便はますます固く出にくくなってしまい、便意を感じる機能も低下してしまうのです。これでは悪循環で、便秘はどんどん悪化してしまいますね。

このような産後の便秘を避けるには、まずは水分をたっぷり摂ることです。水が飲みにくいのであれば、お茶や糖分の少ないジュースでも良いですし、食事にスープや汁物をプラスするのも良い方法です。1日最低でも2リットルは水分を補給するようにしましょう。

そして、もちろん食事も栄養バランスよく摂ることが大切です。特に、便秘解消に効果的な食物繊維はたっぷり摂りましょう。イモ類豆類海藻類キノコ類・根菜類を豊富に取り入れ、野菜中心の食事を心掛けましょう。また、腸内環境を良好にしてくれる乳酸菌も便秘には大事です。乳酸飲料はもちろんのこと、ヨーグルトや発酵食品をまめに摂り、便を柔らかく、腸の働きを活発にしましょう。

産後のお母さんにとって、身体の回復にとても大切な時期だからこそ、育児に忙しいとはいえ、出来るだけ食事と睡眠をしっかり摂り、便秘と共に、健康にも十分な配慮を心掛けてください。

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