食生活と便秘

食事も生活も変わってないなら、急な便秘は病気のサイン!?

便秘は、一過性にしろ慢性にしろ、機能性のものが大部分を占めていますが、中には他の病気によって引き起こされている器質性便秘であることも考えられます。そして、この器質性の便秘にも様々なタイプがあります。

過敏性腸症候群や自律神経失調などの、腸神経の異常によるもの・大腸ポリープや大腸癌、子宮内膜症などによる、腸の癒着や狭窄によるもの・子宮筋腫など、腸の周りの臓器の腫瘍などによる圧迫によるもの・潰瘍性大腸炎やクローン病などによる腸の炎症によるもの・その他、甲状腺機能低下症や糖尿病、膠原病などの全身性疾患によるものなど、原因となる病気にも色々あるのです。

こうした病気から便秘になる場合があるのですが、逆の場合も考えられます。便秘になると、腐敗した食物から有毒ガスが発生したり、また食物に含まれている発癌性物質などの有害物質が長く腸内に留まることで、大腸癌などの様々な病気を引き起こすのです。つまり、便秘はあらゆる病気の要因ともなりますし、またあらゆる病気による症状のひとつにもなるというわけです。

便秘というと軽く考えがちで、体質だと済ませてしまいがちですが、決して身体に良い状態ではありませんし、こうした様々な病気が隠れているサインかもしれません。もし急に、ひどい便秘に悩まされたり、便秘が長く続いたり、他にも気になる症状が現れた場合は、早めに病院を受診し、検査や診察を受けましょう。また、病気ではありませんが、妊娠によっても便秘になる場合があります。受診の際は、妊娠の可能性がある旨もきちんと伝えることが大切です。

そして、もし他の病気が原因である器質性の便秘であれば、その原因となっている病気の治療が必要です。どんな病気にしろ、早期の発見と治療はとても大切ですから、定期健診はもちろん、気になった時の早めに受診は何より重要なのです。