便秘についての基礎知識

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便秘体質を改善してスッキリ健康な毎日を過ごそう!

便秘とは、言わずと知れた生活習慣病ですから、便秘の予防・改善には、生活習慣の改善が第一です。そして、便秘になりがちな体質自体を改善する事が大切なのです。便秘になると、身体に様々な悪影響を与え、健康と美容には大敵です。是非便秘体質を改善して、健康な毎日を送りましょう。

それには「バランスの取れた食事」、「適度な運動」、「ストレスの軽減」、「規則正しい生活」の4つが大切です。まず食事ですが、これは便秘体質の改善には最も重要ともいえます。栄養バランスの取れた食事が基本なのですが、プラス食物繊維乳酸菌を豊富に摂ることで、腸の働きを活発にし、腸内環境の改善をしましょう。

そして、便を排出する為に必要な腹筋を鍛えるためにも、適度な運動が必要です。また、運動することで筋肉が燃焼し、脂肪を燃焼しやすい代謝の良い身体にすることが出来ます。さらに運動をすることでストレスの軽減にも効果があります。

ストレスが溜まると、自律神経が乱れ、消化器官の働きが低下します。すると腸の運動も低下し、便秘を引き起こしてしまうのです。まずはストレスの要因を取り除くことが一番ですが、それが出来ない場合でも、なるべくリラックス出来るよう気分転換を心掛けましょう。

そしてもうひとつ大切なのが、排便リズムを作ることです。昼間外出している間は、なかなかトイレに行きにくく、便意を感じても我慢しなくてはなりません。そうした生活を続けていると、便意自体を感じなくなり、慢性の便秘に陥ってしまうのです。

ですから、毎朝出かける前に排便の時間を作れるよう、排便のリズムを整えましょう。それには早寝・早起き・朝ご飯を習慣付ける、規則正しい生活が必要です。朝は時間に余裕を持って起き、しっかり朝ご飯を食べ、排便タイムを持ちましょう。

便秘が続くと、便が腸内に長時間溜まって、有毒ガスを発生させます。この有毒ガスは腸壁から血液を通して全身を巡ってしまいます。そうした事態にならないためにも、こういった生活習慣の改善を心掛け、便秘体質を改善することが大切だといえるでしょう。

理想のうんちはバナナうんち!スルッと出る黄色いうんちを作るには?

便秘といっても人によって定義は違いますが、まず硬いコロコロうんちなどはやはり便秘だといえますし、いきんでもなかなか出ないようなうんちもやはり便秘だといえますね。では、便秘とはいえない理想的なうんちとはどんなうんちなのでしょうか。

まず一言でいえば、バナナうんちです。硬さや太さがバナナと同じくらいのものが、理想なのです。一日にこのバナナうんちが1~2本出ればさらに理想です。もっと具体的にいうと、「水分が80%」、「臭いが少ない」、「水に浮く」、「黄色から褐色」「スルっと出る」といったものが挙げられます。

まず水分が80%というものですが、残り20%は食物のカスである食物繊維と、腸内細菌、腸粘膜の3つです。この割合から出来ているうんちが健康的なうんちです。そして、水に浮くというのは、適度なガスを含んでいるためであり、これも健康なうんちの証です。また、いきまずスルっと出るうんちはトイレットペーパーが汚れません。これも理想のうんちの条件です。

こういった理想のうんちは腸内環境が整っていて初めて作られます。善玉菌が優勢で、腸内発酵が正常だと、腸内は弱酸性に保たれます。すると、便の色は黄色から褐色になるのです。しかし、腸内で悪玉菌が優勢になると、便が腸内に長く留まり、便秘状態になります。すると便は腐敗しさらに悪玉菌が増殖し、有毒物質を発生させます。このような状態では腸内はアルカリ性となり、便の色は黒っぽくなり、さらに悪臭がするようになります。悪いうんちですね。

主に肉類中心の食事を続けると、このように悪いうんちになりがちですが、ちなみにうんちの色は脂肪を分解するのに役立つ胆汁の色なので、脂肪分が多い食事によって大量に分泌されるとアルカリ性となり、そのために便は黒っぽくなるのです。こうしたうんちは長い間腸内に留まることで水分も少なくなり、硬くなり、排便困難となっています。さらに発生した有毒物質は、血液を通して全身を巡り、肌荒れや頭痛などの様々な弊害も生んでしまうのです。

ですから、理想のうんちを作れるよう、腸内環境を改善し、腸内浄化を心掛けることが大切です。野菜中心の食生活に、乳酸菌やビフィズス菌などの発酵食品や、食物繊維をたっぷり摂って、腸内の善玉菌を増やしましょう。そして、水分も十分に摂ることも忘れてはなりません。

転職したらひどい便秘に・・・そんなことってあるの?

女性にとって大敵な便秘。肌は荒れるし、お腹は張るし、出来れば避けたいものですね。しかし、食生活を改善しても、睡眠を十分に取っても、運動もしているのに、なかなか改善できない・・・と、いう方もいらっしゃるのではないでしょうか。だったら、ストレスが原因かもしれません。例えば、転職したばかりであるとか、引っ越したばかりであるとか、家庭の中で大きな問題を抱えているとか、人間関係などでストレスを感じていませんか。

人は、ストレスによって自律神経が乱れます。そもそも自律神経というのは、交感神経と副交感神経がバランス良く働いているのですが、ストレスによってこのバランスが崩れてしまうのです。交感神経というのはアドレナリンという神経を分泌し、身体を緊張状態にします。この状態が続くと、消化器官の働きが低下します。消化酵素の分泌に悪影響を及ぼし、消化を妨げ、腸内の悪玉菌を増やしてしまうためです。そして結果、便秘になってしまうのです。

自律神経は精神的影響がとても大きいものです。リラックスすることで、副交感神経が活発になり、血管を広げ、さらに腸の蠕動運動を活発にします。するともちろん便秘も解消されるのです。こうして腸の蠕動運動は自律神経によってコントロールされているわけですね。ですから便秘にはストレスが大敵で、反対にストレスが味方となるのです。

ですから、仕事や家庭での環境の変化などによってストレスがたまると、便秘になりやすいですし、またこうした状態が続くことで、慢性の便秘になってしまうこともありがちです。しかも、食生活などの生活習慣の改善と違い、環境の改善やストレスの軽減というのは、形通りにうまくいくものではありません。自分なりにストレスの解消法を見つけ、少しでも環境の改善を図りましょう。

そして、もちろん生活習慣の改善も心掛け、心身ともに健康を保つことによって、ストレスの悪循環とならぬよう、便秘の解消をしましょう。あまり不快感が続くようであれば、それ自体がストレスとなってしまわぬよう、サプリメントや便秘薬を使用するのも効果的でしょう。ただ、あまり薬に頼ることで、症状の悪化する場合もありますので気を付けてください。

食事も生活も変わってないなら、急な便秘は病気のサイン!?

便秘は、一過性にしろ慢性にしろ、機能性のものが大部分を占めていますが、中には他の病気によって引き起こされている器質性便秘であることも考えられます。そして、この器質性の便秘にも様々なタイプがあります。

過敏性腸症候群や自律神経失調などの、腸神経の異常によるもの・大腸ポリープや大腸癌、子宮内膜症などによる、腸の癒着や狭窄によるもの・子宮筋腫など、腸の周りの臓器の腫瘍などによる圧迫によるもの・潰瘍性大腸炎やクローン病などによる腸の炎症によるもの・その他、甲状腺機能低下症や糖尿病、膠原病などの全身性疾患によるものなど、原因となる病気にも色々あるのです。

こうした病気から便秘になる場合があるのですが、逆の場合も考えられます。便秘になると、腐敗した食物から有毒ガスが発生したり、また食物に含まれている発癌性物質などの有害物質が長く腸内に留まることで、大腸癌などの様々な病気を引き起こすのです。つまり、便秘はあらゆる病気の要因ともなりますし、またあらゆる病気による症状のひとつにもなるというわけです。

便秘というと軽く考えがちで、体質だと済ませてしまいがちですが、決して身体に良い状態ではありませんし、こうした様々な病気が隠れているサインかもしれません。もし急に、ひどい便秘に悩まされたり、便秘が長く続いたり、他にも気になる症状が現れた場合は、早めに病院を受診し、検査や診察を受けましょう。また、病気ではありませんが、妊娠によっても便秘になる場合があります。受診の際は、妊娠の可能性がある旨もきちんと伝えることが大切です。

そして、もし他の病気が原因である器質性の便秘であれば、その原因となっている病気の治療が必要です。どんな病気にしろ、早期の発見と治療はとても大切ですから、定期健診はもちろん、気になった時の早めに受診は何より重要なのです。

意外!・・骨盤の変形やズレが便秘の原因になっているのです

食生活などの生活習慣が原因とされる便秘ですが、実は意外なモノも原因に挙げられています。それは、骨盤の変形やズレです。骨盤というのは、腸骨・仙骨・坐骨・恥骨・鼻骨から成り立っていて、本来キレイなハート型をしています。股関節と繋がっていて、上半身と下半身を支える身体の支柱の役割を果たしています。ですから身体の中心に位置し、かなりな強度を保っているのです。

この強い骨も歪みを起こすことがあり、するとバランスを取るために負担が掛かり、変形やズレが生じるのです。身体にとって重要な支えである骨盤が変形やズレを起こすと、様々な弊害が出るのは明らかですね。その一つが便秘なのです。骨盤の変形は仙骨によって起こることが多いのですが、するともちろん全体にズレが生じます。便秘に一番影響があるのは腸骨です。

腸骨というのは、腸が乗っかっている骨なのです。土台が変形やズレを起こすことで、腸を支えられなくなります。腸に悪影響が起きるのは当然ですね。そのために便秘が起こるのです。また、骨盤の変形やズレによって、骨盤内の臓器の血管も圧迫されます。特に女性は骨盤内に子宮や卵巣があるため、この影響が大きいのです。この圧迫による血行障害は、便秘ばかりでなく、生理痛など婦人病の原因ともなりますし、もちろん全身にも弊害が生じてくるでしょう。

では何故、こうした骨盤の変形やズレが生じるのかというと、一番の原因は姿勢です。本来強い骨である骨盤が歪むのですから、長年の姿勢の悪さによって少しずつ生じるのです。ですから、姿勢を正すだけでも便秘対策になりますし、内臓に負担を掛けないことによって、全身の健康維持に繋がります。また、腹筋などの筋力の低下によっても骨盤の変形やズレは起きやすくなります。筋力を鍛えることで、骨盤の歪み防止、更には直腸性便秘にも効果があるでしょう。

では、変形やズレを起こしてしまっている場合は、姿勢を正し、筋力を鍛える他、毎日簡単な運動で改善できるので、やってみてください。まず仰向けに寝て、膝を軽く曲げ、立てます。立てた膝をそのまま床に就くまで左に倒し、30秒キープしてください。次に同様に右に倒して30秒。これを交互にやるだけです。数回で良いので、毎日リラックスしながら続けてください。真っすぐキレイな骨盤を取り戻し、不快な便秘を解消しましょう。

ダイエットと便秘の悪循環を避けるには食物繊維が強い味方です!

ダイエットをしている女性はとても多いと思います。スマートな身体は女性にとっては憧れですね。しかし、ダイエット中の女性に多いのが便秘です。また、便秘の女性の中には、食べるのを我慢してもなかなか痩せないと嘆かれる方も多いのではないでしょうか。便秘とダイエットには、実は大きな関係があるのです。

では、何故ダイエット中の女性に便秘が多いのかというと、それは食べる量が少ないために、腸の働きが低下するからです。食物が消化されてくることで、腸は蠕動運動を開始します。ところが、食物の量が少ないと、この運動が起こらずに、腸の働きは低下してしまうのです。

腸は、食べ物の栄養分を吸収し、余分な脂肪や水分といった老廃物を排出する働きを持っています。この腸の代謝機能が衰えることによって、全身の代謝が悪くなります。そのため老廃物を溜めこみやすく、脂肪が燃えにくい身体になってしまうのです。つまり、太りやすく痩せにくくなってしまうわけですね。このため、便秘の女性はなかなか痩せないということになり、ダイエットと便秘の悪循環に陥ってしまうのです。

また、腸に便が長時間溜まることで、悪玉菌が増え、有毒ガスが発生すると、もちろんお腹が張ってポッコリ出てしまいます。これはダイエット中の女性にはとても気になるものですね。さらにこの有毒ガスは、腸壁から血液を通して身体中を巡り、肌荒れや頭痛、肩こりなども引き起こしてしまうので、女性にとっては大敵なのです。もちろん血行も悪くなるため、むくみやたるみなどの原因にもなります。

では、このようなダイエットを邪魔する便秘にはどのように対処すれば良いのでしょうか。まず一番は、食物繊維を豊富に摂ることです。食物繊維の豊富な野菜をたっぷり摂りましょう。ある程度食べることも、腸の働きを活発にし、全身の代謝を高めるために必要です。特に、こんにゃく、寒天キノコ類などは、低カロリーながらも食物繊維が豊富で、便の量を増やし、腸の働きを活発にしてくれるダイエットにはもってこいの食品です。こうした食材をたっぷり取り入れて、なるべく栄養バランスの取れた食事をすることが、かえってダイエットを効果的にするでしょう。

また、食物繊維だけでなく、水分も意識的にたっぷり摂ることで、便を柔らかくし、腸の働きを良くします。代謝機能を活発にするにも水分は欠かせないので、十分に摂ってください。そして、是非脂肪を燃焼しやすくするために、有酸素運動であるウォーキングなどを習慣付けることもおすすめです。筋力が付き、腸の働きも活発になりますし、腹筋が強くなれば、便秘の解消にもなります。ダイエットと便秘の両方に効果的なのです。

ダイエットのために便秘になり、便秘のためにダイエットが失敗しないよう、栄養バランスの取れた食事と適度な運動で、健康的に効率良くダイエットを進めていきましょう。

宿便の本当の正体、そして便秘との関係とは?

便秘と関連して、よく耳にするものに宿便があります。宿便と聞くと、病院や薬局のポスターで見るイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。腸の中に黒くこびりついた便の塊ですね。でも実は、これは間違いだという指摘が多いのです。

実際に腸の内側には、体内に養分を取り込むための組織があり、絨毛と呼ばれるデコボコ状になっているため、食べ物の残骸が溜まります。しかし、そうした残骸は、腸内細胞の死骸と共に腸壁からはがれて排出されます。なぜなら腸の粘膜は数日で新しい細胞に生まれ変わっているからです。しかも腸の内面は、蠕動運動によって常にヒダが動いていますから、いつまでも同じ場所に残骸が溜まっていることはありません。

つまり、便が腸にこびりつくといったことはなく、宿便というのは便秘のために腸に長く溜まっている便の事を言うのです。ですから宿便とは、一般的に滞留便といわれています。この滞留便である宿便が溜まると、腸内の流れを妨げるばかりでなく、腸の吸収力も低下させます。すると、排便が困難である状態、つまり便秘になるのです。宿便は便秘でなくても溜まりますが、溜まると便秘の要因となってしまうわけですね。

こうして宿便が長く腸内に溜まると、有毒物質が発生し、血液を通して全身に広がります。すると、肌荒れや頭痛などの全身症状として悪影響を及ぼし、様々な病気を引き起こすことにもなってしまいます。宿便が溜まらないよう心掛けることは、身体にとってとても大切なことだといえるでしょう。では、この宿便を溜めないためにはどうしたら良いかというと、便秘の予防・解消法、さらには生活習慣病全般の予防・解消法と同様です。

「栄養バランスの取れた食事」、「適度な運動」、「ストレスの軽減」の3つが最も重要です。加えて、善玉菌を増やして腸の働きを活発にする食物繊維や乳酸菌などを豊富に摂ること、規則正しい排便習慣が保てるよう時間にゆとりを持つことなどが大切となります。こうした生活習慣の改善によって、身体にとって邪魔者の宿便を排除し、美容と健康を保ちましょう。

便秘に効く食物繊維 水溶性・不溶性の働きを知り更に効果アップを!

食物繊維が便秘に効くのは良く知られるところですね。食物繊維というのは人間の消化酵素では消化出来ないため、体内に入った時の状態のまま、消化吸収されずに腸内へ届きます。つまり大腸まで働く力を温存しているわけです。そして超の働きを活発にしたり、便を柔らかくしたりと、便秘解消に役立ってくれるのです。この食物繊維にも水溶性と不溶性があり、それぞれに特徴と役割が違ってきます。

まず水溶性食物繊維について説明しましょう。これは水に溶けて粘度が高い食物繊維で、水分を抱え込んでグル状になります。この水分によって便を柔らかくし、便秘を解消してくれるのです。腸に刺激を与えず蠕動運動を促進するので、ストレスが原因の痙攣性便秘に効果があります。また、この水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなるため、増加させることによって腸内環境を整えてくれます。

さらに付け加えると、胃の中の食べ物を包み込み、水分で膨張するため、満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果もありますし、消化・吸収をゆっくり穏やかに保ってくれます。身体に優しく、ダイエット効果も期待出来、生活習慣病全般に効果を発揮してくれるでしょう。

次に不溶性食物繊維について説明しましょう。水に溶けないこの食物繊維は、腸まで原型を保ち、腸内細菌などを包み込んで便量を増やします。さらに水分を吸収し膨張します。そして腸を内側から刺激し、蠕動運動を促進することで、便秘を解消します。筋力低下で、蠕動運動が衰えることが原因の弛緩性便秘に効果があります。ただ、この腸への刺激が負担となるので、過敏性便秘の場合は逆に便秘の悪化や下痢を招くので気を付けましょう。

つまり、水溶性食物繊維は便を柔らかくしてくれ、不溶性食物繊維は便量を増やし、蠕動運動を活発にしてくれるのです。ですから便秘解消にはどちらも必要なものであり、自分の便秘の状態によって調節しなから、バランス良く摂取することが大切です。欧米化による食生活の変化によって不足しがちな食物繊維ですが、水溶性であれば海藻類やオクラ・なめこ・納豆などのヌルヌル食品から、また不溶性であれば豆類・イモ類・キノコ類などから積極的に摂るようにしましょう。足りない部分はサプリメントなどで補うのも一案です。

便秘にも種類があるの?私の便秘はどれだ!?

ひとくちに便秘といっても、原因や症状は様々で、種類によって分類がされています。まず大きく分けると二つです。ひとつは、胃や腸(大腸・小腸)、肛門に腫瘍や炎症などの疾患があり、それが障害となって起きている便秘で、「器質性便秘」といわれるものです。そしてもうひとつが、疾患などの異常はなくても、自律神経の乱れなどによって、排便機能に障害が起きている便秘で、「機能性便秘」といわれるものです。

そして、この機能性便秘はさらに大きく二つに分かれています。急性と慢性です。急性の機能性便秘というのは、主に繊維不足・水分不足・運動不足・ストレス・薬の副作用といった、一過性のものであり、不足しているものを補うことで解決します。薬の副作用の場合は、もちろん服用を止めれば解決します。

そして、慢性の機能性便秘には、さらに種類があります。ひとつは、加齢などによって腸の運動や筋力が低下することによって起こる「弛緩性便秘」です。これは筋力の弱い女性にも起こりやすく、お腹が張って便意はあるのに、蠕動運動が弱いために便が出てくれない状態です。もうひとつはストレスによる自律神経の乱れが原因で、大腸が痙攣してしまう「痙攣性便秘」です。これは、下剤の乱用などによっても起こります。

そしてもうひとつは、これも女性に多いのですが、トイレに行きにくく、便意を我慢することで起こる「直腸性便秘」です。便意を我慢するうちに、脳への信号が弱くなり、便意を逃してしまうのです。また、排便反射が低下してしまうことで、便が長時間溜まり、結果固くなり出にくくなってしまいます。

そして、便秘にはもうひとつ、消化系以外の全身疾患によっても起こる場合があります。特に、糖尿病や甲状腺異常の疾患などで起こることもあるのです。もちろんほとんどが、食事などの生活習慣に何かしら問題があったり、運動不足による筋力低下だったり、またストレスによるものであったりします。自分がどの種類に当てはまるのかを考え、対処することで、便秘の不快感からサヨナラ出来るかもしれません。

毎回憂鬱な生理前の便秘は、こうして改善しよう!

女性が生理前に便秘になるのはよくあることですね。それは何故かというと、女性ホルモンが関係しています。生理前や妊娠中に出る黄体ホルモンは、妊娠時に子宮の収縮を抑える働きがあり、その影響で、消化器官全般の抑制もしてしまうのです。すると腸の蠕動運動をよくせいしてしまい、便秘を引き起こすのです。

また、排卵時に備えて、水分を体内に溜めこもうとする働きから、腸内の水分を奪ってしまいます。すると、便の水分が奪われ硬くなってしまうため、排出しにくくなり、こうした面からも便秘となってしまうのです。

この黄体ホルモンは自律神経への影響が大きいため、便秘以外にも、頭痛・乳房の張り・イライラといった月経前症候群を引き起こします。代謝機能も乱れるため、糖の代謝機能も乱れ、糖の摂り過ぎからも便秘になりがちだといわれます。生理前に甘いものが食べたくなるのはこのためです。

こうした生理前の便秘を防ぐには、普段から栄養バランスの取れた食生活をすることが大切です。特に、腸の働きを活発にするには、食物繊維乳酸菌が欠かせません。生理前に限らず、普段から十分に食事に取り入れ、この時期の不快な便秘を予防しましょう。

そして、生理前には、水分が奪われてしまう分、普段よりたっぷり水分を摂ることが大切です。同時にカルシウムやマグネシウムも奪われがちなので、出来ればそういった成分を豊富に含んだ硬度の高いミネラルウォーターなどがおすすめです。もちろん水が飲みにくいのであれば、お茶や果汁といった、便秘に効果的なもので補給するのも良いでしょう。

毎月やってくるこの不快な時期には、ストレスもたまりやすいものです。そのストレスがさらに便秘の要因とならぬよう、少しでも快適に乗り切りましょう。そのためには、普段から健康的な生活習慣を心掛けることが大切なのです。

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